テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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切ない話

第1話 - 切ない話

2019年06月30日

#切ない

#余命宣告

ﾕｯﾍﾟyuppe🦄🐷🌸

あゆみ

おはよう☀

けんと

おはよ〜

けんと

あゆみ、後でさ、屋上来てくれない？

あゆみ

う、うんいいよ。

あゆみ

(なんだろう)

休み時間

屋上

あゆみ

で、何？

けんと

あ、あの！

けんと

俺とつ、つ、付き合ってください！

あゆみ

え！？

あゆみ

どうせ、嘘でしょ笑

けんと

違う！！！

けんと

嘘なんかじゃない！

あゆみ

えっ。

あゆみ

じゃあお願いします！

あゆみ

よろしくね！

けんと

うん！

けんと

一生お前を幸せにする！

あゆみ

うん！

次の日

あゆみ

ん、ゴホッゴホッ

あゆみ

なんか、息苦しい。

あゆみ

お、母さん

お母さん

なぁに？

お母さん

ちょ、ちょっとどうしたの！？

あゆみ

なんか、息苦しい。

お母さん

じゃあ病院行きましょう！

あゆみ

う、ん。

病院へ

病院の先生

どうなされましたか？

お母さん

あの、あゆみが息苦しいと言っています！

病院の先生

じゃあ、こちらへ

病院の先生

ここに寝てください。

病院の先生

検査します。

1時間後

病院の先生

あのお母さん。

お母さん

はい。

病院の先生

あゆみさんは、

病院の先生

余命2年です。

お母さん

な、なんでですか？！

病院の先生

あゆみさんの心臓に負担がかかっています。

病院の先生

なので、あまり、走ったり、遊んだりするのは辞めてください。

お母さん

分かりました。

あゆみ

ん？

あゆみ

ここは？

お母さん

ここは病院よ。

あゆみ

そうなの。

お母さん

じゃあ帰りましょう。

あゆみ

うん

次の日

あゆみ

おはよう☀

けんと

おはよう☀

あゆみ

けんと、ちょっといい？

けんと

うん。

あゆみ

あのね。

あゆみ

私、あと余命2年なの。

けんと

えっ

けんと

嘘？だよねえへへー

あゆみ

嘘じゃない。

あゆみ

私、あと2年で死んじゃうのかなぁ泣

あゆみ

私、そんなの嫌だ。

あゆみ

だからけんと、色んな所連れてって。

けんと

いいぜ！

あゆみはけんとと色んな所に行って思い出をたくさん作った。

あゆみ

楽しかっ……ゴホッゴホッ

あゆみ

け、ん、と。

あゆみ

息苦しい。

けんと

すぐに病院へ行こう！

あゆみ

うん。

病院

病院の先生

あゆみさん！？

病院の先生

これは大変です。

けんと

えっ、

あゆみ

うぅぅ。

あゆみ

……

けんと

あゆみーーー！！！

病院の先生

今から検査します。5時間ぐらいかかるのですが、けんとさんどうします？

けんと

じゃあここにいます。

病院の先生

じゃあ検査します。

5時間後

けんと

あゆみは、あゆみはどうなったんですか？！

病院の先生

ごめんなさい。

けんと

えっ嘘でしょ。

病院の先生

(2019/07/01 17:13:13)石川あゆみさん死亡

けんと

あゆみーーー泣

お母さん

はぁはぁ

お母さん

あゆみは！あゆみはどうなったんですか？！

病院の先生

あゆみさんは死亡されました。

お母さん

そんなぁー泣

けんと

ん？何これ。

それは、1枚の手紙だった。

けんとへ

けんととつきあって、すごく楽しかった！自慢のある彼氏だった。私が、余命2年って言うことを伝えたら、すごい悲しそうな顔して、私、泣きそうになっちゃった泣でも、私がいなくなっても、けんとが幸せならいいかなぁーって思う。この手紙を読んでる時は、多分私はいないんだろうなぁ笑ってもういない。ごめんね、けんと。私、以外にもいい女の子がいるから、その子と幸せになりな！私は空から見守ってるよ！あゆみより。

けんと

あゆみ泣

お母さん

あれ？もう1枚手紙がある。

その手紙は

お母さんへ

私、お母さんの子どもになれて嬉しかった！この手紙も、私がいない時に読んでるんだよね！きっと。私は幸せだった。クラスの子も優しくて、先生も、相談に乗ってくれたり、してくれたから嬉しかった。こんな幸せな人生で楽しかった！お父さんは私が6歳の頃になくなっちゃった。だから、今からお父さんに会いに行くね！お母さんも、お空から見守ってるね！幸せな生活してね！そうしてくれたら、私嬉しい。泣じゃあバイバイ。

あゆみより

お母さん

あゆみ。

お母さん

私も、こんな子どもを産んで良かった。ありがとう。

お母さん

お父さんの所に行って幸せになってね。泣

お母さん

お母さんも、幸せになるから。

お母さん

見守ってね！

という切ない話でした。