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良かったです!
恒例の集会が終わり 皆、各々が乗って来た単車で 家路に着く者、仲間と夜の街に 繰り出す者と散り散りに なって行く。
俺も今日は大人しく 家に帰ろうかと階段から 腰を上げたタイミングで 頭上から声を掛けられた。
ドラケン
武道
ドラケン
武道
ドラケン
武道
俺の怯えた表情に 「何もしねぇよ」と薄く笑った ドラケン君に連れられて 神社の裏手に来た。
何かマズイ事をしてしまったかとビクビクしてると
ドラケン
武道
ドラケン
ドラケン
ドラケン
武道
やっぱりか、といった感じで 溜め息をついたドラケン君は 疑問を浮かべた表情で
ドラケン
武道
ドラケン
呆れてるドラケン君には申し訳ないが 俺は中身が26歳の男だ。 煙草だって嗜むし、 さすがにまずいが酒だって飲む
…最近は考える事が多くて 逃げの口実にしてる部分もある
ドラケン
ドラケン君に 普段とは違う 優しげな声で呼ばれた。 いつの間にか、 石畳に直に座ってるドラケン君を俺が見下ろすと言う、 珍しい構図になってる
俺を見上げながら、 ドラケン君が言葉を続ける
ドラケン
ドラケン
ドラケン
武道
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
…あんまりにも真剣な目で 紡がれた言葉に 俺の良心が酷く痛んだ。
俺は持っていた 煙草とライターを掴み、 おあつらえ向きに置かれていた 自販機のゴミ箱に突っ込んだ。
武道
ドラケン
「帰るか」と腰を上げた ドラケン君と並ぶ様にして歩く 「送ってやるよ」と言われ、 ドラケン君の後ろに乗り、 そのまま真っ直ぐ家まで 送ってもらった。
…玄関先で、なんとなくドラケン君に「何でわざわざ注意してくれたんですか」と聞いてみた
ドラケン君は酷く 寂しそうな顔をして
ドラケン
と答えた。 話は終わりだとばかりに視線を逸らされそのまま颯爽と ドラケン君は帰って行った
…俺は馬鹿だから、 ドラケン君が寂しそうな理由 なんて検討もつかない
いつか、その理由を 聞ける位の 間柄になれれば良いのに と思いながら、 玄関のドアを開けた。