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俺の家の一階は駄菓子屋で、いつもは祖母が店番をしている。
祖母がいない時は時たま俺が店番をするのだが、タダ働きと解釈している俺にとってそれは過酷な試練でしかなかった。
翔也
店内には天真爛漫な少年が二人が駄菓子を片手に走り回っている。
その少し奥、レジからは丁度死角になる場所へ少女が入っていく。
少年A
少年B
少年たちのたわいも無い会話が聞こえてくる。
少年A
翔也
少年B
少年A
少年A
少年たちはレジにやって来ると、小さな財布から、お札を取り出した。その差し出された四つ折りの千円札にあどけなさを感じた。
翔也
少年A
少年たちは外に止めていた自転車を力いっぱい漕いで、この店を後にした。
うちの店は、商品の料金を暗算し、レジで計算する古典的な手法を用いている。
商品の価格をレジに打ち込み、計算した結果を客に伝る。
流石に今はもう慣れたが、昔は覚えるのに必死でよく間違えたものだった。
俺は四つ折りに畳まれていた千円札のシワを伸ばしながら、そんなことを考えていた。
少女
翔也
翔也
そこに置かれた商品は、この店では一度も見たことのない商品だった。
翔也
少女
少女が指をさしたのは、レジから丁度死角になるあの棚だった。
翔也
少女
俺は、レジから丁度死角になる棚へ向かって歩く。
翔也
少女
少女は明らかに違う商品が入っているボックスを指差した。
少女
先ほどから斜め右上の棚を指差す。無論、ここも別の商品で詰まっている。
翔也
翔也
少女
こんな古いフォントを使っている駄菓子を見たことがなかった。不気味にも思えた。
少女
翔也
翔也
少女
翔也
少女
俺は小一時間この少女をいわば子守の状態で過ごすことになった。
監禁で通報されないでほしいと願うばかりだった。
Aletta
Aletta
Aletta
Aletta
Aletta