ジェるぅと。

ﾁｯｸﾀｯｸ

今の時刻は23時57分。

そう言って今日も居ない君に ｢おやすみなさい。｣と言う。

いつものように高望みしながら ぐっすりと眠りにつく。

ｶﾁｬｷｰ

あぁ また話せなかった…

一瞬だけ身体が軽くなったような気がした。

｢明日は早く帰る｣ 構って貰える…！ 早く明日にならないかなっ!

翌日

朝起きると茶色のサラサラした髪の毛は無くて大きなベットには小さな身体の僕だけ。

ー夜ー

ｶﾞﾁｬ

｢早く帰って来るから｣ だけで構って貰えるとは限らなかった…

息を殺してないた。 本当は泣き叫びたかったけど 疲れている"ジェルくんに迷惑だから

今は深夜。 今なら誰一人と居ない時間。 財布とスマホを持って静かにドアを開ける。

なぜか足取りが重かった。

ここは初めてデートした所。

ﾀﾞｯ

帰ってきた。

ﾄﾞｻ

ｸﾁｭ

ｸﾁｬ…ﾇﾁｬ… 音あってる?

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ