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愛という名の呪詛を吐く

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愛という名の呪詛を吐く

第6話 - 05 優しい人

1,025

2024年10月17日

#めろんのコンテスト

#夢小説

#呪術廻戦夢小説

てまり

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てまり

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伊地知潔高

4人全員は入らないので、

伊地知潔高

お2人ずつ2台で送迎致します

高専の校門前。

目の前には2台の黒い車と補助監督さんが2人。

パンダくんがいるから 1台では無理らしい。

禪院真希

じゃあ私と恋姫が…

パンダ

じゃあ俺と真希だな！

禪院真希

なんでだよ‪💢

額に青筋を立てる真希ちゃんを

パンダくんが車に押し込む。

禪院真希

狭ぇだろ！

禪院真希

なんでお前と乗らなきゃなんねぇんだよ！

禪院真希

野生臭ぇ！

パンダ

臭いは傷付くぞ！

漆間恋姫

『えっと…』

パンダ

棘の言葉を理解する良い機会だろ〜？

パンダ

じゃあ仲良くな！

謎の上機嫌で真希ちゃんごと車に乗り込むパンダくん。

狗巻棘

すじこ

漆間恋姫

『あ、うん…？』

取り残された私と狗巻くんは、

仕方なく空いてる車に乗った。

伊地知潔高

こちらが今回の任務の資料です

伊地知潔高

移動中にご確認お願いします

狗巻棘

しゃけ

後部座席に並んで乗ると、

運転席の伊地知さんがタブレットを手渡す。

狗巻くんがそれを受け取って頷いた。

伊地知潔高

では出発します

動き出す車内は静かだ。

黙ってタブレットを見る狗巻くんに、

私は勝手に緊張していた。

狗巻棘

高菜？

漆間恋姫

『あ、え…と』

と、私の顔を覗き込む狗巻くん。

でも何を言っているのか分からなくて、

私は戸惑って無意味にスマホをタップした。

狗巻棘

📱

すると狗巻くんが自分のスマホを取り出す。

そして軽く指を動かすとその画面を私に見せてきた。

画面はメモアプリが開かれていて、

シンプルな白色に黒文字で

"任務は初めて？" と書かれていた。

漆間恋姫

！

漆間恋姫

『うん、初めて』

私は狗巻くんの優しさに感動しつつ、

急いで自分のスマホに文字を打つ。

すると狗巻くんは自分のスマホを再度タップする。

"このタブレットに任務内容とか詳細が書かれてるから見よう"。

"だけど内容通りとは限らないから気は抜かないで"。

漆間恋姫

『分かった、ありがとう』

もっと感謝を込めたいのに、

私のスマホから流れる音声は無機質で。

喋れない自分をとても悔いた。