青
な、なんて言いました...?
女神
人間界に人間として仕事してきて欲しいのです
青
はっ.....ッッw
思ってもいなかった予想外な発言に僕は驚きを隠せなかった
閻魔
年々悪魔と天使の数が減っている
閻魔
すぐに転生する者が多いんだ
閻魔
仕事をしてくれる人間が少ないから頼んでいる
人間なんぞどうでもいい
"あの頃"なんて思い出したくもないから
青
嫌ですよ
青
なんのじょうだッッ....
橙
青、今回のことは青にしかできない事なんだ
繰り返し断ろうとする途端横から口を挟まれる
正直、混乱しすぎていた
青
んなこと言うならお前がいけよッッ....
橙
青にしか出来へんって言ってるやろ
青
そんなこと言ったってッッ.....!!!
青
そんなッッ....こと、ッッ....
怖かったんだ
人間が
考えていることがわからなくて
空気なんて乱す害虫で
人の気持ちに寄り添えない
"失敗作"だったから
女神
青....
女神
毎度あなたに任せてしまって申し訳ないのです
青
ッッッ.....!!!
見てられなかった
自分の好き勝手でこうなったことなのに
下の人に頭を下げてどう思うだろう
わがままなのに
現実から逃げているだけなのに
どうしてそこまでッッ...?
青
はッッ......、はぁッッ.....
黄
青ちゃん、ッッ...?
青
ごほっッッ...!!!げほっげほっッッッポロッ
青
ぉ゛えッッ".....!!!!
勢いよく赤黒い物が出てきた
口から液が垂れる
胸が苦しい
青
やだッッ.....!!!
青
やだやだやだやだッッッ......
頭痛が酷い
記憶が蘇って
うつるもの全てが嘘像に感じて
聞こえる声が偽りになる
黄
ッッ....!!!
ギュッ
青
はっ、.....ッッはっ.....、ッッ
まるで獣のような呼吸の仕方
興奮しすぎて息がしずらかった
過呼吸が起こってほぼ酸欠状態
兄に抱かれるまでは落ち着かなかった
青
はぁッッ....はぁ....、
ゴクッ...
垂れてきそうな液を呑み込んでもう一度話す
青
なんで、ッッ......
青
僕じゃないといけないんですか、ッ
女神が難しい顔をして黙り込んだ
青
言ってくれないと、ッッ
青
納得できないし
青
行く気なんて尚無くなります....ッッ
間を空けてから口を開いた
女神
あなた
女神
愛人が....
女神
いたのではないんですか?
青
愛.....人....ッッ?
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