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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ちなみに、俺以外の男子はどこかの執事のようなスーツで、女子は接客がフリルのたくさんついたメイド服、その他が黒のワンピースに白いエプロンだ

俺は女子の接客と同じ衣装を着ている

メイド喫茶やってます~!

その後も呼び込みを中心に仕事をした

いかがですか~?

料理はもう人が間に合っていたし、接客はやっぱり本当の女の子にやってもらいたいと思うからだ

それ目当てのお客さんがほとんどなことぐらい、分かっているし

かなり話しかけてくれたりして、たくさんお客さんが来てくれた

クラスメイト

ないこくん!そろそろ休憩~!

は~い!

ありがとう!

クラスメイト

うん!ゆっくりしておいで!

優しいなぁ…と思いながら、あたりをキョロキョロしてまろを探す

全然見つからない…

なーいこっ

わぁっ!?…ま、まろか…

ふふっ、もう終わりなん?

うん!今終わったとこ!

じゃあ、行こうか、と言って俺の手を引くまろ

恥ずかしいけれど、ずっと握っていたかった

人ごみの中をかき分けて進んでいると、かなり勢いよくぶつかってしまった

わぁっ、

ごめ、んなさい…

あちら側も謝ってくれたのでよかった

それと同時に、ぶつかってしまったときとっさに、まろの手を握っていた方の力を強めてしまっていたので、その手を緩める

っ…

ご、ごめ、

別に謝らんでええよw

でも、痛そうな顔してたし、、

まぁ確かに痛かったけど、ないこがはぐれんくてよかったわ

人が少ないところへ移動した後、そう言って笑った彼

きっと、今の俺の顔は真っ赤だろう

ずるいよ…

どうしてそんなにかっこいいことをサラッと言えてしまうのだろう

ん?さっきなんか言った?

んな、なんも言ってない!

なんだかムカついたので、いふまろの手を引いてこう言った

ほら、早く行こ!

「さっきの仕返し!」と、心の中で呟いてみる

絶対に直接言わないけど

いふまろの顔は、少し色づいていた

俺は、少し手を離して距離を置いて、早く来ないかな~などと考えていた

…ないこの方がずるいやん、

彼がそう呟いているとも知らずに

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