優亜
もう、嫌だな……
家族
優亜
お前らといるだけで、
息がしにくくなる……
息がしにくくなる……
優亜
いつか、本当に
息が出来なくなりそう……
息が出来なくなりそう……
優亜
ご飯も喉を通りにくい
優亜
ご飯好きだったのになぁ……
優亜
食べたくないって
思ってしまう……
思ってしまう……
優亜
食べても、味がしない
優亜
喉が熱くて、痛い……
優亜
お水だけが大丈夫
優亜
お水は、何とか喉を
通ってくれる
通ってくれる
優亜
お水は、痛かった喉を
和らげてくれる……
和らげてくれる……
優亜
お水は、暑かった喉を
冷やしてくれる……
冷やしてくれる……
優亜
お水が気分を
落ち着かせてくれる……
落ち着かせてくれる……
優亜
あぁ、ダメだな……
優亜
お前らに触られると、
気持ち悪くて自分で
痛みを与えて上書きを
してしまう……
気持ち悪くて自分で
痛みを与えて上書きを
してしまう……
優亜
お前らに、拒絶反応が
出てきてる……
出てきてる……
優亜
あぁ、私はダメな人間だ……
優亜
お前らに育ててもらった恩を
仇で返してしまってる……
仇で返してしまってる……
優亜
本当、最低な人間だね……
優亜
ごめん、なさい……
優亜
ごめんなさい、ごめんなさい……
優亜
私がダメだから……
優亜
私が役立たずだから……
優亜
私が出来損ないだから……
優亜
何も返せなくて、
ごめんなさい……
ごめんなさい……
優亜
何もできなくて、
ごめんなさい……
ごめんなさい……
優亜
甘えすぎてしまって、
ごめんなさい……
ごめんなさい……
優亜
私は、どうしたらいいの……?
優亜
私は……
生きるべきなの……?
優亜
今だけだから……
優亜
大丈夫、死なないよ……
優亜
死にたいと思わないよ……
優亜
だって、まだ皆と
話していたいから……
話していたいから……
優亜
大丈夫、すぐ戻るから……







