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詳細設定 If 戦争してない世界線 皆仲良し
ハロウィンになると街が騒がしくなる。こと空龍街でも乱痴気(らんちき)騒ぎが起こる。
俺達のシマである空龍街で揉め事が起きれば、組をあげて対処している。
毎年の事とはいえ辟易とはするが、俺自体は別にハロウィンは、そこまで嫌いではない。
何故なら、この時期、空龍堂に顔だせば、ハロウィン限定のお菓子をおまけで貰えるからな。
それが、この時期の密かな楽しみだ。
小峠華太
人数分の皿に茶請け菓子を乗せ終えたところで、お菓子が切れた。このところ忙しくて買い出しに行けてなかった事もあって、急な来客用にとっていた茶菓子も底をついていた。
速水泰輝
小峠華太
速水泰輝
速水を見送った後、俺は兄貴と客人達に出す、お茶とお茶菓子をお盆に乗せて、座敷へと向かった。
天羽組では、ハロウィン時期になると、兄貴達を含め、六合会、京極組、天王寺組との会合の場を設けている。そして、今年は小林の兄貴の殺し屋時代の仲間である男も参加していた。
俺はこの会合に参加する事を禁じられている為、中でどんな話がなされているのか知り得ない。
ただ、今回は舎弟が出払ってしまっているので、お茶汲み係りがいない。
よって、俺に御鉢(おはち)が回ってきたのだ。
人数分のお茶菓子とお茶を乗せ、座敷まで運ぶ。
お盆で手が塞がっている為、一旦お盆を廊下に置き、襖に手をかけた、その時だった。
野田一
突然、座敷から野田の兄貴の怒号がとんできた。
野田一
なんだ揉め事か?
兄貴の怒号に驚いて、つい聞き耳をたててしまったが、その必要はなかった。
何故なら、兄貴の声量が大き過ぎて、廊下まで筒抜けだったからだ。
野田一
そして、野田の兄貴の口から、不穏当な発言がなされる。
野田一
俺はシャツ一枚しか着させて貰えないのか、せめてズボンくらい穿かせて欲しい。
小林幸真
小林幸真
張
野田一
張
張
張
小峠華太
張
いや、机に座るのは行儀が悪いだろ。
小林幸真
小林幸真
わざわざ修道女の格好させられた挙げ句、脱がされるのか?だったら、着る意味ないのでは?
和中蒼一郎
小林幸真
和中蒼一郎
和中蒼一郎
とても本格的。そのシナリオ書く時間あるなら、書類片すの手伝って下さい。
久我虎徹
小林幸真
久我虎徹
久我虎徹
久我君は俺よりも年下だよな。その年齢で、高尚(こうしょう)な性癖に手を出すには、少し早計(そうけい)過ぎやしまいか?
城戸丈一郎
久我虎徹
久我虎徹
城戸丈一郎
城戸丈一郎
久我虎徹
城戸丈一郎
任意同行に、身体検査なんて含まれていたか?せいぜい取り調べか、尿検査、持ち物検査ぐらいだと思うんだが。
久我虎徹
城戸丈一郎
戸狩玄弥
野田一
戸狩玄弥
戸狩玄弥
戸狩の年齢で学ランを着るには、少し無理がある気がするのだが。
戸狩玄弥
瓜生龍臣
戸狩玄弥
瓜生龍臣
瓜生龍臣
10月の寒空の中でビキニとか、自殺行為じゃねぇか。あと、あんたは何でしれっと、極道の会合に混じってんだ!それと、小林の兄貴は絶対に貸さないんですからね!
小林幸真
瓜生龍臣
南雲梗平
小林幸真
南雲梗平
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
メイドの仕事に、そんなものはありません!というか、なんでアラサーの俺に、揃いも揃って女装させたがるんですか!
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
青山琉己
まさかの顔面○乗位。それセンシティブに引っかかるから、体位の話は避けて下さい!後、どんな転け方したら、人の顔面の上に着座する羽目になるんですか!?最初から、青山の兄貴は地面に寝そべっている設定なのか?そうだったとしても謎展開過ぎるだろ。
和中蒼一郎
小林幸真
張
兄貴達の会話は尚も続いてる。
もしかして、毎年こんな話をしてるのか?
ふと懸念(けねん)が頭を過る。
いや、まさかそんな事はある筈はない。今回は偶々に決まっている。
今までだって、コスプレしろなんて言われた事はない。
そうこれは兄貴達による、おふざけに違いない。
なんだ、焦って損した。
そう胸を撫で下ろした瞬間だった。
野田一
野田一
無理矢理納得させた俺に、無慈悲な野田の兄貴の発言がとんできたのだ。
真相を伴って。
野田一
今まで難を逃れていたのは、話がまとまらなかったお陰だったのか。
張
張
小林幸真
和中蒼一郎
久我虎徹
城戸丈一郎
戸狩玄弥
瓜生龍臣
小林幸真
瓜生龍臣
南雲梗平
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
南雲梗平
青山琉己
絶句。ただただ絶句するしかなかった。
しかし、怪我の功名か、はたまた首の皮一枚繋がっているのか、話合いは一向に収拾がつかない状態だった。
このまま、話がまとまらないでくれと俺は切に願わずにはいられなかった。
そのせいで、俺は油断していた。
俺の背後から近づく影に。
影の存在に気づいた時には、既に手遅れで、浮遊感と共に中に体が浮く。
中に浮くと同時に、廊下と座敷を隔てていた襖が開く。悪魔が犇(ひし)めく、座敷の襖が。
永瀬光一
永瀬光一
永瀬光一
俺を横抱きした永瀬の兄貴によって、俺は地獄行きへの片道キップを切られた。
野田一
和中蒼一郎
小林幸真
張
久我虎徹
城戸丈一郎
戸狩玄弥
瓜生龍臣
南雲梗平
青山琉己
永瀬光一
永瀬光一
ハロウィンなんか
ハロウィンなんか大っ嫌いだ!
この日から、俺の中でハロウィンは嫌いじゃない日から、大嫌いな日になったのであった。
おわり
あとがき 華太が可愛い過ぎるから、着せたい服がいっぱいあるので、兄貴達に代弁して貰った話。 よし、これでリク消化に励むなりよ。そして、やっぱり、きどかぶ書きたいから書くφ(-Ò。Ó-”)