ライバル

翌日

SnowMan全員でのテレビ収録のため、テレビ局の控え室に入る

まだ時間が早かったから中には3人しかいなかった

しょっぴーが来て、康二は走って抱きついた

その姿を見ていると、一瞬しょっぴーと目が合い逸らされる その頬は少し赤い

この間のキスを思い出したのだろうか……

意識してくれてる………

その姿が嬉しくて、思わず口角が上がる

康二に絡まれているしょっぴーに近付き声をかけた

どこか気まずそうなしょっぴーが顔を上げる

が、すぐに目を逸らしたと思ったら小さく息を吐いて、しっかりとした視線で俺を見てきた

次々とメンバーが集まってきて、その場から離れた

翔太side

目黒と涼太にあの日以来に顔を合わせる事になる控え室に少し緊張しながら入る

俺に気付いた康二が勢いよく抱きついてきた

勢いよすぎて後ろに少しよろける

まるで犬のように懐いてくる康二はかわいい

と、視線を感じ目を向けると目黒と目が合った

嫉妬

その言葉がしっくりくる視線にドキッとして目を逸らす

康二が離れて行った途端感じる気配

その声に顔を上げると真剣な目

思わず目を逸らしてしまったが、ひとつ息を吐き気持ちを整えて目を合わせる

スケジュールはメンバー共有しているから、俺はオフだし、目黒もオフだ

きっと、あの時の話をするつもりなのだろう

俺も覚悟を決めなきゃ………

それからメンバーが続々と来たため、それ以上話すことはなかった

収録後 しょっぴーが、俺のマンションに来た

気まずい空気が流れる

ソワソワと少し落ち着かない様子のしょっぴーが可愛い

ピクリと肩を揺らし、俺を見るしょっぴー

しょっぴーの目が揺れている

お願い

どうか

俺の想いに応えて………