ゆあん
……ッ…フ-…フ-…
うり
大丈夫…大丈夫。
ヒロ君がどこかに行った。
今のところましになってきたのでゆあんの面倒を見る。
最近は血がなくても大丈夫なようなのだが…
ゆあん
ぅ…ん、…へーき…
うり
ほんとに…?
ゆあん
うりさんは…?へーき?
うり
…うん。へーき。
『いいと言うまでタヒない。』
2人で言葉だけの小さな契約をしてから体は自然と楽になっていた。
どちらかというと、ゆあんのほうがだいぶ辛いだろう。
うり
そういや、なおきりさんは?
ゆあん
さぁ…?
ゆあん
俺が何かあったらすぐ来てくれるけど、襲いたくないからそばにいないでって言ってある…
さっきの気使いは楽になったようで普通に喋ってくれる。
目の光も無くなっていた。
うり
俺はいいの?
ゆあん
んー…うん。
ゆあん
……たまにはね、メンバーの皆とも話したいから
うり
…そっか
俺は小さな間を見逃さなかった。
聞きはしない、笑っていよう、
言えばきっと苦しんでしまう。
騙し合い、内緒話、何でもござれ。
『全部解き明かして見せよう。』
芝音
『全部解き明かして見せましょう。』
芝音
ッフフ♪
どんなネタが必要ですかね…?
どんなネタが必要ですかね…?
芝音
十分に楽しんでもらいましょう…
\誰だっ!/
芝音
…お客さん?珍しい……
芝音
ッフフ、違うか…
芝音
早いなぁ、お兄ちゃん。
芝音
予定よりも随分早いじゃん。
??
芝音さん、来客が…
芝音
聞こえてますよ。私がで向かいます。
広間で待たせておいてください
広間で待たせておいてください
??
承知しました。
さて…行きますか。
何年ぶりだっけ?
話すのが楽しみだなぁ…?
ねぇ、貴方様も楽しみでしょう?
ゆうき
……
ほら、きっと2人のお兄ちゃんが待ってるよ。
満面の笑みで、笑って、久しぶりって、言ってくれる
訳ないか。