前回の粗筋… 美月のようなものがとりつき、暴走状態になったツカサが、バケモノ達を無事撃破する…。
轟 剛毅
(クソ…ブラックホール…)
ニーファ
どうだ…もう死ぬしかなかろう…
すると、急に広い宇宙から光が出現する。
轟 剛毅
…!?
ニーファ
ナニ!?
柊 ツカサ
剛毅ッ!
轟 剛毅
ツカサ!
ニーファ
クソ…まだ死んでないか…!?
柊 ツカサ
ニーファの技にはトリックがあるんだ!
ニーファ
…!しゃれくせえぞッ!
ニーファが腕を振りまくると、ブラックホールがツカサのほうに近づいてくる。
轟 剛毅
ツカサ!危ないっ!
柊 ツカサ
…美月…頼む…
柊 ツカサ
力を貸してくれ…!
そしてツカサは美月と思われるものと交信する。
『ツカサが困ってんなら…あたしの力を貸してあげるわよ!』
『その代わり…後で味噌汁のませてね…』
するとツカサの目の色が赤になる。
轟 剛毅
ツ…ツカサ…!?
ニーファ
…ナンダ…!?
柊 ツカサ
…そこの間抜けがニーファね…
ツカサはニーファに指を指す。
柊 ツカサ
はやくブラックホールをとめろ。
柊 ツカサ
じゃないと氷漬けだ。
ニーファ
…遂に壊れたか…
ツカサが指の先から氷を放ち、ニーファの目の前で寸止めさせる。
轟 剛毅
すごい…
柊 ツカサ
ブラックホールとめる気になった?
ニーファ
とめるかそんなもん…!ボクは一緒に剛毅と死ぬんだ!
柊 ツカサ
そう…嘘ばっか言う間抜けね…。
ツカサがニーファが身動きとれないように凍らせる
ニーファ
…!?
柊 ツカサ
これは何?
するとツカサはニーファの手に持っている赤い玉を奪い取る。
ニーファ
そ…それはっ…!
轟 剛毅
赤い玉…!?
柊 ツカサ
これは…元の世界のワームホールね…
ツカサがワームホールをのぞき込み自信満々に言う。
轟 剛毅
…ここを脱出できる…!?
柊 ツカサ
その通り…
ニーファ
ックそ…!
柊 ツカサ
この馬鹿は自分だけ逃げようとしていたの…さあ…剛毅…さっさと逃げましょう…!
轟 剛毅
……
ニーファ
オイッ助けてくれ!お願いだ!何でもする…!
轟 剛毅
いやだ…。百鬼夜行の幹部め…俺たちの心情も知らない癖に…。
ニーファ
……
轟 剛毅
っさ、いこうか
柊 ツカサ
うん…!
2人達はワームホールへ入る。
そして、元の世界にもどる…。
轟 剛毅
ッはあ…ハアハア…ハアハア…
柊 ツカサ
…ッ…やったか…剛毅!?
轟 剛毅
ああ…今頃、ブラックホールの中だ…。
柊 ツカサ
やったな!百鬼夜行の幹部を倒したのは大きいっ!
轟 剛毅
ああ…そうだな…
柊 ツカサ
今日はそこら辺で野宿して、うまい飯食おう!
轟 剛毅
…だなっ!
つづく
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