殺人鬼達の休日

持ち手に血がついてない事を不思議に思いながらも私は、包丁を手に持った

凶器を持った私は、人が変わったのかのように

気が狂い出した

包丁を飼育員にむけて私が、殺してやると覚悟して走った。

だけど、そんな簡単に死んでくれる飼育員じゃなかった。

私の味方だった刃は、一瞬のうちに敵になって

グス

私の心臓を正確に刺した、

まるで、最初から私が死ぬことを知っていたかのように…、

彼女は、目を閉じてからも包丁を握り持っていた。

まだ、やり残した事があると言わんばかりに…、

帰った後

私は、全て知っている。

あの悪魔みたいな女がどんなふうに人を殺したか。

数時間前

彼女の手を優しく握り

彼女は、はにかむことしかできなかったのだろう。

グス

彼女は、幸せを抱きながら彼の方を振り返ったのだろう。

グス

2階席