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菊池 依織

雨依センパイさあ、

……これは、きっと何かの間違い。

菊池 依織

早く俺の事好きになってよ?

菊池 依織

雨依センパイだけだってわかんねえの?

ありえないありえない!!

…私がこんなやつ好きになるなんて、!

立石 夏子

……い

立石 夏子

雨依!!

七瀬 雨依

…えっ、?!

立石 夏子

えっじゃないわよ!話聞いてた?

七瀬 雨依

ご、ごめんぼーっとしてた…

立石 夏子

ったく。今日から2年生なるってのに!

立石 夏子

そんなんじゃ後輩からバカにされますよ〜??

七瀬 雨依

っちょ!やめてよ!私はセンパイらしく威厳を保っていくんだから!

立石 夏子

…はいはい、がんばれよー

私の名前は 七瀬 雨依(ナナセ ウイ)。 今日から高校2年生になる!

そして隣で大きなあくびをしてるこの子は 立石 夏子(タテイシ ナツコ)。同じく高校2年生! わたしは なっちゃん って呼んでいる。

全校生徒1200人と大規模な高校に 通っている私たち。 いまだに顔がわからない人だって たくさんいる!

七瀬 雨依

ポケットにあるスマホがぶーっと震える。

七瀬 雨依

もしもし?おかあさん?

お母さん

雨依!あんた弁当忘れてる!

七瀬 雨依

へ?!うそ!

リュックをごそごそ漁ってみるも、 お気に入りの弁当袋は見当たらない。

七瀬 雨依

まじかあ…ダッシュで取り行く!

お母さん

わかりました〜

七瀬 雨依

通話終了

通話
00:51

立石 夏子

なに?弁当でも忘れた?

七瀬 雨依

そうなのそうなの!そのまさか!

七瀬 雨依

ごめん、2年生一発目だってのに…

立石 夏子

いいよいいよ先行っとくよ?

立石 夏子

…こりゃ後輩にバカにされる未来が見えるわ。

そんななっちゃんの声も聞こえないくらい すでに私は走り出していた。

七瀬 雨依

はぁ……疲れたあ。

無事、お母さんから弁当を受け取り、 まあ学校へ向かって歩き出した。

遅刻はするまいとダッシュしたもんだから 部活してない私には地獄だった。

七瀬 雨依

弁当もゲットしたし、あとは学校に向かうのみ!

七瀬 雨依

……ってあ?!前髪!

さっき走ってせいからか、しっかりセット してきた綺麗なシースルーの前髪は、 見事にぱっかり割れてしまっていた。

七瀬 雨依

うあ〜ん、なっちゃんの言う通りこれじゃあバカにされるよお…

学校まであと少しの道を、 とぼとぼと歩いていき校門が見えてくる。 すると_

周りの子達

キャーーッ!!

周りの子達

あんなイケメン、いたっけ?

周りの子達

違うよバカっ1年生!

校門前でキーンとするような 黄色い叫び声が そこらじゅう飛び交っている。

七瀬 雨依

ななななんですか、これは…?

立石 夏子

あっ、雨依!

七瀬 雨依

あれ?なっちゃん?!先行っててよかったのに!

立石 夏子

バカねえ?私は全然いいけど、雨依がひとりじゃ寂しいでしょ?

七瀬 雨依

うっ…そ、それはごもっともです。

七瀬 雨依

ねえ、なっちゃん、これは何?

校門を抜けると、大きな下駄箱が ズラーッと並んでいる。

立石 夏子

友達に聞いたら、1年生に超イケメンが来たんだって!

七瀬 雨依

へえ…

立石 夏子

ははっ!!雨依ほんとに男に興味ないじゃん!

立石 夏子

顔はほんっとにいいのに!
それじゃあ彼氏も、ねえ?

七瀬 雨依

顔がいい?私が?それなっちゃんだからね!!まったく…

立石 夏子

…ぜんっぜんわかってない

七瀬 雨依

ね!教室いこうよ!

そういって、自分達の教室へ行こうと クルッと振り返った。

ドンッ

七瀬 雨依

いっ…?

強い衝撃で、床に尻もちをついてしまう。

???

…わるい。立てる?

七瀬 雨依

あ、はい、大丈夫です…

わあ…顔立ちが綺麗すぎる、!

…って!何考えてんの私!

急いでぱっと立ち上がる。

七瀬 雨依

すいませんでした、よそ見してて。

七瀬 雨依

失礼します!

タタッ、とその男の子の隣を 走り抜けようとしたけど、

???

えっ、ちょ、

七瀬 雨依

キャッ!

男の子くんの隣で、また転びそうになる

だけどその人がガッチリ捕まえてくれた。

捕まえて……くれた…

七瀬 雨依

〜〜っ!

???

…Cだな。

七瀬 雨依

っ変態!どこ触ってんの!?

???

ん?事故事故、てかセンパイ、見た目かたそうなのに意外と…

七瀬 雨依

っ!!

バンッ

右手に持ってたスクールバックで、 その人の体をバシッと叩いて、 私はなっちゃんと教室にむかった。

七瀬 雨依

……センパイ、って言った?

七瀬 雨依

あああああ最悪、

立石 夏子

ふあっはっはっ!!!!

さっき起こったこと見ていたなっちゃん この通りツボに入ってしまったらしく、 ガハハと大声で笑っている。

七瀬 雨依

も〜笑い事じゃないんだから!

立石 夏子

ひ〜っ、しかもサイズまで当てられて?

立石 夏子

はーっはっはっ!!

七瀬 雨依

うぅ…穴があったら入りたい…

でもよくよく考えると、転びそうに なったところを助けてくれたわけ…

でも……私の胸……掴んだわけで…

七瀬 雨依

〜っ!彼氏だって出来たことないのに!

立石 夏子

あはっ!もしかしたらその人が運命のヒト♡ だったりするんじゃない?

七瀬 雨依

いや!絶対いや!

七瀬 雨依

普通、「Cだな。」とか言わないでしょ?!

七瀬 雨依

それにね、その人私の事、『センパイ』って言ってたの!

立石 夏子

ああ、これ、じゃない?

そう、私たちの学校は、人数が多く 学年の区別もつかない場合が多いため 胸ポケットのピンが 1年生は 赤 2年生は 青 3年生は 緑 と決まっているのだ。

七瀬 雨依

なるほど…

立石 夏子

ふふんっ

立石 夏子

やっぱり雨依は、後輩にバカにされる運命なのだよっ

七瀬 雨依

ぬあ〜〜っ!やめてよお、

あの男の子くんは、苦手です。

苦手です、菊池くん。

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