ピンポーン
ロシア兄さん家のチャイムが鳴り響くと同時に、もう後戻りはできないという私の決意が強く固まる。手足は緊張でなのか寒さでなのか小刻みに震えている気がした。
ちゃんと伝えるんだ。
大丈夫。わかってくれるはずだ。そのために今日来たのだから。それにもし、この一件で私と兄さんの関係が崩れても…
ウクライナ
ガチャ
ドアから顔を出した兄さんが私の顔を見た瞬間一瞬驚いた顔をし、すぐに呆れたような顔をしてこちらに話しかけた
ロシア
ウクライナ
ロシア
言われるがままに私は兄さんの後をついていき、ソファーに座らせられると兄さんは私にウズヴァールを作ってくれた。
ロシア
ウォッカを片手にそう言う兄さんに少しムカッとしたが大人しく飲むことにした。兄さんのウズヴァールは冷えた私の体と緊張を和らげてくれた。
ロシア
ウクライナ
ロシア
私の言葉を待つ兄さんの視線が容赦なく私に突き刺さる。今更こんなことを言うのは少し気恥ずかしいが、まずはこの言葉を伝えなければいけない。
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
兄さんの地を這うような声が部屋中に響いた。途端に私は喉に蓋をされたかのように何も喋れなくなってしまい、部屋は重力に押しつぶされそうなくらいに重苦しい雰囲気に包まれた。
なんで?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
私にはわからなかった。兄さんが怒っている理由も、私に全てを破壊するような目線を向ける理由も何もかも、今の私には何も理解できなかった。
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
「アイツらのことぶっ殺してやりてぇなって思ったんだよ」
脳にうるさいほど警報アラームが鳴り響く。
ロシア
あ、これ逃げなきゃやばいやつだ。
ロシア
早く、にげっ
ロシア
コメント
3件
続き楽しみすぎて夜しか眠れないッ…
おもろすぎて草