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43 - 第42話 冷遇な双子の昔話③

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2025年05月13日

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押し入れの狭い空間に、何処か 静けさと温もりを感じる

青も落ち着きを取り戻し 俺の目の前で図書室で借りたと 思う図鑑を眺めている

タイトルを見ると「動物図鑑」 真剣に見つめている青を見てると 白お兄ちゃんが言っていた 親心、みたいな物が薄々実感した

@ 青

…クイズだしていいっ?

@ 桃

クイズ?…いいよっ!

@ 青

えっと、

@ 青

猫は何科でしょーかっ

…猫???? 猫はネコ科…なのは分かるけど

分かるけど!!!

せめて「ライオンは何科?」でしょ 何「猫は何科」なんだよ

@ 桃

…えっと、…?

@ 青

(これなら賢い桃でも、)

@ 青

(解けないはずっ!)

@ 桃

(…罪悪感半端ないわ)

@ 青

…分からんっ!?✨

@ 桃

…ん~、まぁ…うん

@ 青

やったぁっ!
初めて桃に勝てたっ!

@ 桃

良かったねぇ、w

@ 青

えへへっ、

俺の前にいるのはほぼ犬 もはや犬系人間じゃなくて人間系犬

@ 赤

おーい、桃くんまろ?

ヒョコッと現れて見えたのは 赤髪の長男、赤

@ 赤

俺少し外出かけるから
いい子にしててね

@ 赤

ゆーくんを頼んだよ

@ 青

はーいっ!

@ 桃

行ってらっしゃい

兄ちゃんはもう部屋から出たのか 俺とまろが見つめ合う時間が流れる

@ 青

ねぇ、桃
白おにーちゃんは?

@ 桃

ここには居ないよ、
散歩でもしてると思う

@ 青

そっかぁ、

少し寂しそうな顔をする青 その姿が可愛くて思わず 兄バカなのか笑いそうになった

@ 桃

あれ、ゆーくんは?

俺のこの声に反応したのか、 部屋の隅の方から足音がパタパタと 聞こえてくる

@ 黒

んっ!悠いるよっ、!

@ 桃

そっかそっか、おいで

ちなみに俺らが今座ってるのは 押し入れの2階の部分

ゆーくんは2階の床を掴みながら 必死に背伸びをして俺らと目線を 合わせている

そんなゆーくんを抱き上げ 俺の膝の上に乗せた

@ 黒

にぃにっ、!

@ 桃

ん?どうしたの?

@ 黒

りぅ、ぁ…にぃっ!

(赤お兄ちゃん)

@ 桃

赤兄ちゃん?

@ 桃

…会いたいの?

@ 黒

んっ!

@ 桃

ならもう少し待とうね~

@ 黒

…ぅ、

@ 桃

拗ねないのw
すぐ帰ってくるよ、

@ 青

それまではまろと
一緒に遊ぼ?

@ 黒

んぃっ、あしょーっ!

@ 青

これは見せる…、?

@ 桃

待って、w
a show じゃない!w

@ 青

…?

俺の弟天然なのかある意味 天才なのかよく分からないよ!!

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コメント

3

ユーザー

最近見れてなくて一気見しました‪‪🙄‬いいねいっぱい押します!!!!😭

ユーザー

続き楽しみ! いいねいっぱい押す!!!

ユーザー

今回は結構コメディ+ほのぼの回かな 次回 ♡ みんなの限界値まで

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