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コメント
1件
二口か~‼️‼️‼️まさかバイトをしていたんですね😱😱 続き楽しみにしてます‼️
昼休み
前と同じ中庭
芽依
○○
○○と芽依は、前よりも自然に隣に座っていた
芽依
芽依
○○
芽依
芽依
ふと芽依がそう聞いてきた
その声に○○は一瞬だけ言葉を探す
○○
○○
○○
芽依
○○
○○
○○
○○
○○
芽依
芽依
芽依
○○
○○
○○は首を傾げながら
グミの袋を開けてひとつ口に運ぶ
芽依は納得いかない顔をしながら
それを聞いていた
芽依
芽依
芽依
○○
芽依
芽依
芽依
○○
芽依
芽依
芽依
芽依
口が悪いか...
確か先週の人も口は悪かったっけ
芽依
芽依
○○
○○
○○
○○
○○
芽依は少しだけ目を開き
芽依
その時後ろから声がした
芽依が振り返ると
制服の袖をまくった
少し見慣れた姿
そして○○もその声に反応して
顔を見上げる
あれ...
目が合った。
昨日スマホを手にしていたあの男子
無遠慮な目と、あの声
芽依は○○と二口を交互に見て
一拍置いてから言った
芽依
芽依
芽依
芽依
芽依
○○は言葉を失ったまま
視線を逸らす
芽依
芽依は眉を寄せて
ため息混じりに二口を見上げる
二口
芽依
芽依
二口
芽依
芽依
二口は軽く私を見てから
「あー...」と小さい声で呟いた
二口
二口
芽依
二口
そういうと二口は○○のグミに手を伸ばした
○○
二口
そう言いながらひとつ口にいれた
まるで何事も無かったかのように
○○に袋を返した
○○は呆然とし
芽依は頭を抱えていた
芽依
二口
○○
○○がぽつりと呟いた
その言葉に気がついた二口は
少しだけ笑った
二口
二口
芽依
芽依
そう言ってからポッケからスマホを取りだし
校舎へ歩いていった
芽依は軽くため息をついて
○○に向き直る
芽依
○○
○○
芽依
芽依
芽依
○○は微妙な顔のまま
グミの袋を見つめていた
彼との出会いは
あまりいい出会いとは言えなかった
教室に入ったばかりの朝
ざわざわとホームルーム前の時間
友達の何人かが集まってる声を背中に聞きながら
○○は1人自分の席に座って
スマホを眺めていた
○○
スマホのバーナーに○○は目を向け
そのままインスタを開いた
久しぶりにゆっくりできた朝^_^ ここの抹茶ラテが1番大好き🍵
カップの写真と、木材のテーブルが映り込む
ハッシュタグには地名もあって
それを見た○○の手が止まった
○○
ハッシュタグに飛んでみると
そこは○○の高校の近いところだった
やっぱり...近い
梓ちゃんが言ってる場所が
こんな近くにあるなんて
たったそれだけで
なんだかふわりと気分が軽くなる
ベルが鳴って、担任が入ってくる気配
○○は急いでスマホをしまい
視線を黒板に向けた
ホームルームが終わったあと
○○は旧校舎へと向かった
廊下の角を曲がると
ちょうど教室のドアが開いた
○○
○○が一瞬戸惑って止まると
二口もこちらへ目を向けた
二口
二口
○○
○○
少しだけ語尾が曖昧になる
二口
二口
○○
○○
いい終える前に二口はふっと視線を逸らし
そのまま緩い足取りで階段を降りた
○○
少しだけ胸の奥がざわついた時
芽依
芽依
芽依
○○
芽依が向こうから走ってきていた
息を弾ませながら○○の隣に立つ
芽依
○○
○○
芽依
芽依
芽依
○○
○○
芽依
芽依
○○
芽依
芽依
芽依
○○
○○
何気ない朝の会話だった
だけど頭のどこかで
さっきの会話が引っかかっていた
大通りから一本入った
少し奥まったところ
○○
梓ちゃんが撮っていたのと同じ木の看板
それを見た○○の足取りは軽くなる
ドアを開けると
微かに珈琲と甘い焼き菓子の香りがする
かわいい...
木とアイアンで揃えられた内装に
センスのいい照明
平日の夕方
店内には数人の客だけ
カウンター近くにあるレジに向かいながら
○○は頭の中で
梓ちゃんが座っていた席を思い返す
あの辺だったかな...
その時
聞きなれた声が真正面から聞こえた
顔を上げるとレジに立っていたのは
二口君だった
○○
二口
目も口も明らかに驚いた顔をしている
○○
○○は思わずそう返したあと
○○
○○
と小さく言い足す
二口
二口は興味があるのかないのか
分からない声で相槌をうつ
二口
ぶっきらぼうな態度はあの教室前と同じ
けれど○○の中では
何かが違っていた
制服じゃない二口の姿
白シャツの袖を少し折りあげて
黒のエプロンを緩めている
その姿が何となく
同い年の男の子とは思えなかった
二口
○○
○○
○○
とだけ言った
二口は一瞬歪んだ表情を見せ
二口
二口
それだけ言って二口は裏へ向かった
入れ替わりで出てきた女性スタッフは
ふわりと笑った
○○も軽く会釈をし
梓ちゃんが座っていた席に腰をかけた
本当に...梓ちゃんがここに
なんか変な気持ち
まるでその空間に
自分が少しだけ近づけたような気がした