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短編集(KnightA。

第85話 - 夢

100

2024年05月24日

#タグなし

#knightA-騎士A-

#ゆきむら。

あまみや。

ばぁう

.....

俺の席から見えるしゆんって奴は小学生の時に虐められてうつ病を発症したらしい、。僕は特に何も無く小学校も中学校も、過ごしてきたけどなんか、ずっとしんどくって生きたくなくって親に頼んでみたけど病院には連れてって貰えなくて俺も病名が付いて楽になりたいのに。

ばぁう

....頭痛い

ばぁう

...吐き気もするし帰ろうかな

ばぁう

せんせー、保健室行ってきます

先生

保健委員連れてってくれ

そうま

はーい

迷惑かけちゃった、最悪すぎる、、保健室の前にリスカしたい... てか吐き気してきた、トイレ行かなきゃ、

ばぁう

...ｯごめんトイレ行ってくる

そうま

え、ちょ待ってよ

ばぁう

うｯ...おえっ

ばぁう

...死ぬかと思った..笑

ばぁう

剃刀何処だっけ、

ばぁう

ｽﾊﾟｯｼｭｰｼｭｯｻﾞｸｯｼｭｰｼｭｯｽﾊﾟｯ

ばぁう

ふぅ、落ち着いてきた

そうま

誰かいる、？

ばぁう

ｽﾊﾟｯｼｭｯｻﾞｸｯｼｭｰｼｭｯｻﾞｸｯ

そうま

あれ、ばぁういる？

ばぁう

え、あうん、

そうま

大丈夫？

ばぁう

うん、

そうま

もしかして、吐いちゃった、？

ばぁう

...うん

そうま

扉、開けれる？

ばぁう

あー

そうま

先生の方がいいよね

ばぁう

待って、駄目

そうま

....ばぁうくん、ドア開けれる？

ばぁう

...うん

そうま

......

そうま

...まずその手に持ってるの渡してくれる？

ばぁう

....はい

そうま

じゃあ、ちょっとまってて

ばぁう

...うん、

そうま

腕出して、

ばぁう

....はい

そうま

ちょっと、痛いかもだけど
我慢してね

ばぁう

.....

そう言ってそうまは、俺の腕を手際よく手当してくれた。

ばぁう

..ありがと。

そうま

どーいたしまして！

ばぁう

..教室戻んないの、？

そうま

保健室どうする？行く？

ばぁう

....

とても今の状態では行けなかった。そうまに手当してもらって巻かれた包帯に少しづつ滲んでく血を見ながら今行けばきっとバレる。でも、ここにいても時間は過ぎてくだけもういっその事死のうかな。

ばぁう

ありがと、もういいよ

そうま

でも、

ばぁう

そうまくん、早く戻らなくちゃ

そうま

いや、別に大丈夫だよ

ばぁう

うんん、僕のせいで時間使ってるし

ばぁう

僕はもう大丈夫だから、

ばぁう

戻っていいよ

そうま

..ほんとに？

ばぁう

うん！

ばぁう

ちょっとしたら、保健室行くよ

そうま

....じゃあ、気を付けてよ？

ばぁう

うん。

そうまが居なくなって少し寂しく思えた。

ばぁう

はぁ、ﾆｺｯ

ばぁう

最後ぐらい明るくね、

ばぁう

ふぅ、

ばぁう

いい気分だな笑

ばぁう

...ほんとみんな死ねばいいのに。

ばぁう

あいつだけが苦しんでる訳じゃないのに

ばぁう

病名が付いてるか付いてないかで

ばぁう

しんどさを測ってくる

ばぁう

お前らのことは、絶対恨む。

ばぁう

スマホに遺書書いて死ぬか。笑

遺書初めて書くから書き方分かんないけど俺はちゃんと16まで生きました。生きた証は@V_0307に全部残ってる。大っ嫌いなお前ら早くくたばれ。笑大好きだった人へ最後に話せてよかった。今更どうでもいいけど、ずっとしんどかった。別にいじめを受けてた訳じゃないただ、いじられキャラで無視も暴力もただのスキンシップだった。そう感じとれなくなった僕が悪かった。最後まで迷惑かけてごめんなさい。

ばぁう

トイレから帰ってきた俺はやっぱりまだ、ばぁうのことを忘れられなくって今からでもまたトイレに向かおうか迷っていた。

そうま

...大丈夫かな

俺は不安だった。最後らへんのばぁうは変にテンションが高くなってどこか寂しそうな空気を出していた。

今日は風が強かった。だから、きっと何かが飛ばされたんだ赤い髪が見えたのは気のせい。上から降ってくるなんて、おかしいんだから鈍い音と共にみんなは窓から下を見る。俺も恐る恐る見てみる、そこにはさっきまで話していたばぁうがワイシャツを赤く染めていた。