#好きな人は推しでもある

私の好きな人は隣の席の優希くん．

優希くんは高校生でありながら

SNSで有名な人．

歌がとっても上手で

みんなを引き寄せる．

優希くんとの出会いは

あの日．

私が中3だったときのこと．

友達と喧嘩して泣きながら

SNSを見てた．

そしたら丁度友達とのことを歌った子がいた．

透き通る声，落ち着く．

その時から私の推しになった．

毎日更新される時間にSNSにとんでいき

毎日の癒やしだった．

そして私は高校生になった．

私の隣の席の人．

自己紹介で優希です

その一言の声が

私を泣かせた．

自己紹介が終わり休み時間．

なんで泣いたの．

俺のせい？

怒ったような口調．

私がいつも見ている優希くんは

いつも優しい口調．

勘違い？

そう思ったけど

毎日聞いてるからわかる．

優希くんって歌の…

わ、お前こっち来い！

えっ！？

そのまま私は人がいないところまで連れて行かれた．

俺のこと，わかったの？

う、うんもちろん

もちろん…？

私のお、推しなんです…！

うわぁ…あ、ありがとう

照れたように言う優希くん．

二人の秘密な．

その言葉が嬉しくて仕方なかった．

そして今私は

気持ちを伝える．

伝えないと届かないから．

私は優希くんが推し．そして

好きな人なんです．

性格は思ったよりも塩で

意地悪だけど

大好きです

ばかめ．

ん、でもありがと

振ら…れたかな、

じゃあ，これからも推しでいさせてね、

泣きそうになるのを抑えていった一言．

優希くんは下を向いてから私の目を見ていった．

俺も好きだ．

ずっと推してくれてる一途なお前が