男性恐怖症

しょにだからとある連絡が来た

いむくんが危ないかも、と

危ないってなんだよ...、

そんなことを呟きながらも連絡アプリを開く

ほとけに既読が着くまで連絡して欲しいとのこと

りうらなら何か知ってるのではないか

そんなこと思ったって話せるわけじゃない

ここは俺が頑張らな、

そう送って1時間半

一向に連絡が来ない

既読すらも付かない

...それと、

ほとけには申し訳ないけど

既読

既読

既読

既読

珍しくないこで終わらない

そんなこと思いながらも俺は次のトーク画面を開いた

既読

ほとけ、何か抱えとったんかな...

"ほとけ"と書かれたトーク画面

一向に既読が着く気配がない画面を

俺はただ、ずっと見ていた

鳴り続ける着信音

きっと心配した初兎ちゃんからの電話だろう

こんな状況で出れるわけが無い

出れるはずがない

僕はスマホを布団の中に押し付けてくるまっていた

だんだん何も聞こえなくなってきて

聞こえるのはキーンと鳴る耳鳴りの音と

自分の乱れている呼吸音

そのまま僕は意識を手放した

ここは真っ暗な部屋

...というのはいつものことだが

今日は少し違う

俺はドアノブに手をかざして

キィ、と鳴る音と共にドアを開けた

ガチャ

久しぶりに見る明るいリビング

...と、固まった様子のお兄ちゃん

まだ怖くて顔は見れないけど

ほとけっちに誓ったもんね

声が上手く発せない

言葉が途切れ途切れに伝えてる事が自分でも分かる

お兄ちゃん、あれだけ心配してたもんね

怖いよね、

...ほとけっち、ごめん

りうら、恐怖症持ってる人なら怖いって思うことする

でもほとけっちのためだもん

ぁ...あれ？おかしいな、（ 笑

りうら、泣かないって決めたのに...ｯ

でもそんな泣いてる俺を

お兄ちゃんは黙って頷いて聞いてくれた

やめてよ、また泣いちゃうじゃんｯ、（ 笑

ピロン♪

そんな中1つの通知がなった

それはほとけっちからだった

良かった、ほとけっち頑張って欲しいな...ｯ

それと...

男性恐怖症で

引きこもりで

お兄ちゃんにすら怖がって

そんな弟欲しくもなかっただろう

ここで初めて思った

あぁ、りうら家族に恵まれてたのかな

お兄ちゃん頑張ってね、

そう思いながら家族写真を見た

りうらとお兄ちゃんしか居ない、家族写真を

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余談なのですがファンマとか作るべきですか🥲‎ コメント欄で教えていただきたいです💭♡