主
どぞん
ハーツラビュルのどっかの空き部屋ということで
優
リドルさんに1年生連れてくるからって言われたけど
優
どんな人が来るんだろ…
エース
あ、もう居た
デュース
早かったな
エース
お前が優?
デュース
こらエース
もっと言い方あるだろうが!
もっと言い方あるだろうが!
デュース
えっと…
俺はデュース・スペードだ
俺はデュース・スペードだ
デュース
よろしくな
エース
俺はエース
よろしく
よろしく
優
…(ペコ
デュース
何から話せばいいんだ…?(ボソ
エース
別になんでもいいだろ(ボソ
優
な、なんかごめんなさい…
デュース
謝らないでくれ!
優
は、はい…
デュース
それよりお前のことは寮長から聞いたぞ
デュース
今まで大変だったな
優
…
エース
まぁここにそんなやつは居ないからゆったり過ごしたら?
優
…はい
それからエースくんとデュースとずっと話していた
その時間はとても楽しかった
二人はこんな僕に色々な話をしてくれた
家の話
学校の話
趣味の話
どれも興味深いものが多かった
そして最後にエースくんはこう言ってくれた
エース
あ、俺らもうマブな!
マブの意味はよくわからない
そして意味を聞いた時僕はとても嬉しかった
初めて出来た"友達"だったから
でもそれと同時に不安になった
こんな僕で良いのだろうか、と
僕はまだ男性と話すことが出来ない
出来るとしても限られた人だけ
そんな人と友達になったって楽しくないだろうと思ったから
だから不安だった
優
…本当に僕なんかでいいの?
デュース
どういうことだ?
優
僕まだほとんどの人と話せないし
優
僕の居ても楽しくないと思うよ…?
エース
楽しくないからってマブじゃないっておかしくね?
優
え…?
デュース
それに俺たちがなりたいんだ
デュース
無理にとは言わない
デュース
けどよかったらマブにならないか?
優
…!
優
な、なる!
優
なりたい!
エース
じゃ決まりだな







