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お酒のせい

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お酒のせい

1 - お酒のせい

♥

2,535

2022年02月01日

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お久しぶりです🙇🏻‍♀️

没が多くて更新が出来ない日々が続いておりました...

それでもコメントがわりとちょくちょく来てたり、フォロワーさんが増えてたり本当に励みになっております🌷

今日はすこーーーーーしばかり えちえちかもしれません

苦手な方はお控えください💦

本人様とは一切関係ありません

では、どーぞ

眩しく光る蛍光色のネオンが 辺りを埋めつくしている

こくん

もう、帰ろうってば〜

アルコールが回っているせいで 足元がおぼつかない

こくん

ねぇ、さとみくんっ

僕の声を聞かずに前を進み続けるさとみくんの腕を掴んだ

さくん

いや、3件目も行くっしょ

そう言うさとみくんの 顔は真っ赤だった

りくん

じゃあ、宅飲みにしようよ

りくん

このままだとさとみくんよりも先にるぅとくんが倒れちゃいそうだし

振り返るとるぅとくんは莉犬くんの肩を借りて立っていることで精一杯のようだった

こくん

ほらぁ、るぅとくんも
こんなになっちゃってるしぃ

さくん

じゃあ、俺についてこい!!

満面の笑みを僕らに見せて また足を進めた

こくん

お邪魔しまぁす

さとみくんの家で飲むことになった

りくん

ほら、るぅとくん大丈夫??

るくん

あ、ありがとう...

莉犬くんはるぅとくんを優しくソファの上に座らせた

るくん

...僕、もう無理ですぅ...

いつも強がりな癖に お酒を飲むと人が変わったように か弱くなる

りくん

るぅちゃんちょっと
飲みすぎちゃったね...笑

さくん

ほら、水飲んどけ

るくん

ありが...と...

ゆっくりとペットボトルの水を口に運び、1口飲んだあと、力尽きたように体をソファに預けて眠ってしまった

こくん

やっぱ、るぅとくんお酒弱いね笑

さくん

まぁ、なーくんに比べたら強いけどな笑

りくん

ジェルくん連れて帰るの
大変そうだったね笑

遡ること1時間前

さくん

はい、じゃあ次負けた奴が
このお酒一気で!!

こくん

これはさすがにきつい笑笑

僕らは久しぶりに 居酒屋で呑んでいた

りくん

てか、なーくん大丈夫??

なくん

...ん

るくん

一口しか飲んでない...笑

飲み始めて間もなくして なーくんは夢の中へ行った

ジくん

すぐ無理するから...

心配そうになーくんを膝枕して ジェルくんは寝かせてあげていた

さくん

てか、そういうるぅとも飲んでなくね!?

るくん

いや、もう半分も飲んでますよ!!

さくん

半分じゃねぇか!!笑笑

るくん

もう、いいです!!
僕も飲みます!!

ジくん

るぅちゃんやめとき!?

りくん

るぅちゃん!?

そう言ってジョッキに残った お酒を一気に飲み干した

こくん

やめておけば
よかったのに...笑

さくん

おぉ!!やっぱるぅとは
男気あるよなぁ!!笑笑

るくん

うわぁ...のどがぁ...

勢いで飲み干したものの 苦さに耐えられず顔が歪んでいた

りくん

もう〜...無理しないでよ??

ジくん

ほら、水飲んどき??

思い返せばこの時から莉犬くんはるぅとくんの背中を摩って肩を貸していた気がする

それからしばらくして、 みんなが落ち着いてきた頃

ジくん

なーくん、そろそろ可哀想だから俺連れて帰るわ笑笑

さくん

じゃあ、1回会計するか

るくん

ん...男気っ...じゃあんけーん...

みんなるぅとくんの言葉に驚いていたがじゃんけんを出さなければ後でうだうだ言われて払わされそうな雰囲気だったのでそれぞれに手を前に出した

るくん

じゃあんけん...ぽん!!

さくん

しゃあああ!!

さとみくんだけが一人抜けして 残ったメンバーで(なーくんは爆睡中) ジャンケンすることになった

りくん

こえええ!!笑

るくん

じゃあんけーん...ぽん!!

るぅとくんの酔いきった声とともに目の前に右手を出した

こくん

あ...

りくん

ころちゃん、ご馳走様です!!笑

ジくん

あざーす!!
じゃあ、俺らは失礼して!!笑笑

そう言ってジェルくんは颯爽となーくんを背負って帰って行った

りくん

まぁ、ころちゃん
可哀想だし店変える??

さくん

賛成っ

俺は1人負けして その場の代金を払った

そして、2件目のお店の記憶は ほぼない

きっとそれなりに飲んだのだろう

そして、今に至る

さくん

ゲームしようぜ〜!!

りくん

俺、そのゲーム負ける気
しかしないんだけど!!

さくん

いや、やるっしょ!!笑笑

2人は楽しそうにテレビの前に座ってコントローラーの準備をしていた

るくん

んん...

横で眠っていたるぅとくんが寝返りを打ち、ソファから落ちそうになっていた

こくん

危なっ

急いで手を伸ばし、るぅとくんを抱き上げてソファにもう一度寝かせた

僕より背は高いけど体は軽くて、 細く白い肌に整った顔

こくん

...綺麗だなぁ((ボソッ

るぅとくんの髪をそっと耳にかける

前髪の下には長いまつ毛と 大きな瞳が隠れていた

距離が近いせいか、シャンプーのような落ち着く匂いが漂ってくる

何故か僕の心臓は 強く脈を打っている

るぅとくんから目が離せない

さくん

ころんなにしてんの〜??

さくん

はやくやろーぜー!!

さとみくんの声で 我に返った

こくん

あ、るぅとくんがソファから落ちそうになってて危ないからさ、ベッド貸してあげられる??

さくん

あ、えーよ!!

さくん

じゃあ、2人ともゲームしてていーよ

こくん

あ、僕が運んでおくから
先にゲームしてて!!

りくん

1人で運べそう??
ころちゃんも酔ってない??

こくん

僕はもう冷めてきてるから平気!!

るぅとくんを簡単に持ち上げ 寝室まで運んだ

こくん

よいしょっと

るぅとくんをベッドの上にのせると、その反動でるぅとくんは僕の腕をぎゅっと握った

こくん

るぅとくん...??

るくん

ん...ころ...ちゃ...

少し目を開いて僕の名前を呼んだがすぐにまた眠りについてしまった

僕の酔いは完全に冷めていた

るぅとくんの寝顔を見ていると 心臓がうるさくて

こくん

戻らなきゃ

きっとこのままるぅとくんといたら良くないことが起こりそうで僕はすぐにベッドから離れた

リビングに戻ると莉犬くんとさとみくんが楽しそうに肩を並べてゲームをしていた

りくん

あ、るぅとくんの
寝かせつけ係お疲れ様〜

僕の気配に気づいて 莉犬くんは僕に声を掛けた

こくん

あ、うん!!笑

まだ心臓は鳴り止まない

ぎこちない笑みを浮かべて 2人の少し後ろに座った

りくん

ころちゃん...??

こくん

え!?

りくん

そんなびっくりしなくても笑笑

さくん

なんかころん変笑

こくん

変って酷いなぁ!!笑

だが、僕の違和感に2人はすぐに気づいた

りくん

なんかあった??

こくん

いや、何も無いよ??

さくん

本当か??

さとみくんはわざわざゲームを中断して僕の方をまじまじと見つめた

こくん

なんもないって!!笑

嘘が苦手な僕はすぐに目を逸らしてしまう

りくん

ねぇ、何隠してるの??

こくん

本当に...なんでも...

だんだん顔が熱くなっていく

さくん

なんか顔赤いよ??

りくん

やっぱ飲みすぎちゃった??

こくん

いや、平気だよ!!

さくん

ころん、お前ももう寝ろ笑笑

りくん

うん...笑
その方が良さそう笑

2人は僕を心配して 寝るように指示してきた

平気だと何度か粘ったが二人の意志は強く結局僕は寝ることにした

さくん

ほら、寝室にこれ一応持ってけ

ペットボトルの水を渡されて 僕は寝室へ向かった

るぅとくんのいる寝室へ

言われるがままに 寝室へ戻って来てしまったが

るぅとくんの顔を見て、リビングで寝ると言わなかったことをすぐに後悔した

こくん

...はぁ

こくん

2人で同じベッドはさすがに...

同じベッドに入ってしまったら 自分がどうなってしまうか分からない

でもやめといた方が いいことだけは確かだ

仕方なく、ベッドの端に腰を下ろしていると、るぅとくんが目を覚ました

るくん

ころちゃ...ん??

るぅとくんの顔を見ると、 まだ頬がピンク色だった

こくん

どうしたの??

るくん

お水...ください...

寝ぼけながら、手を伸ばしてきて僕の持っていた水を欲しがった

こくん

あ、これ僕のだから

こくん

るぅとくんの取ってくるよ

いつもなら何も気にせず渡していたはずだが今の僕には出来なかった

リビングへ戻ろうと腰をあげると

るくん

これください

そう言って僕から水を取り上げてなんの躊躇いもなく飲み始めた

こくん

ちょっと...

るくん

ありがとうございます

るぅとくんは僕に飲みかけのペットボトルを返してもう一度横になった

その瞬間に僕の中で 留まっていた何かが溢れ出した

こくん

るぅとくん??

るくん

ん??

僕はるぅとくんの上に乗った

るくん

急に...なんですか??

上目遣いで僕を見つめてくる

こくん

ごめん、るぅとくん

こくん

酔っちゃったみたい

るくん

へ...??

僕はるぅとくんの両腕を頭の上で押さえて優しくキスをした

るくん

ころ...ちゃ??

目を丸くして僕を見つめてくる

こくん

るぅとくんがいけないんだよ??

るくん

僕...??

こくん

そう

にっこり微笑んで もう一度唇を重ねた

こくん

抵抗しないの??

顔を赤らめながら うん、と頷いた

こくん

ねぇ、お互い様なんだよね??

るくん

...はやくして

るぅとくんは首に手を回して 僕を求めた

僕らは相当酔っている

溺れるほどに

でもきっとお酒に 酔っているわけじゃない

僕はるぅとくんに酔っているんだ

そして、るぅとくんも 僕と同じように僕に酔っている

いけないことかもしれないけど

今日はアルコールのせいにして 溺れていたい

僕らは深い愛と夜に沈んでいく

きっとこの愛は冷めないのだろう

この作品はいかがでしたか?

2,535

コメント

22

ユーザー

最 高 す ぎ ま す 😭 😭 ぶ く し つ で す 👍🏻

ユーザー

( ˙꒳​˙ )ファ

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