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若井
大森
若井
Playが終わって正気に戻るこの時間がぼくは苦手だ。 またもや、若井の前で醜態を晒したぼくは布団を被って羞恥心に震えていた。 若井は布団ごとぼくを抱きしめながら、少しふざけながら謝ってくる。
大森
若井
若井
そんな訳あるか!と反論しようとして、慌てて口を噤む。 そんな訳はないけど、そんな訳ないならじゃあ一体なんなんだと言う事になってしまう。
大森
若井
大森
若井
大森
若井
若井はぼくが怒ってると思ってるけど、本当は怒ってる訳じゃない。 布団に潜ってるのは、若井と顔を合わせるのが恥ずかしいからで、怒ったふりをしてるのは、恥ずかしいのを誤魔化す為。 そして今は、若井の口からPlayに満足出来ていると聞けて、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
…若井が満足してくれるなら、少しだけならえっちな事してもいいよ。
と、思った事は、調子に乗りそうだから絶対に言わないけどね。
若井
若井
若井
キスってなんだよ! 陽キャめ…!
大森
ぼくは不機嫌そうな顔を作って、布団から顔を出す。
若井
若井
そう言って、若井はぼくの目を見ながら優しく頭を撫でてきた。
若井
ぼくはまた布団に潜った。
いつもの若井のようでいつもの若井じゃない。 Playの時とも違う、甘い雰囲気の若井とのこの時間が…
ぼくはすごく苦手だ。