紫
...赤くん(手.握
青ちゃんは、近くの椅子に座って静かに泣いていた
しばらくすると、先生と看護師さんが入ってきた
看護師
...失礼します、赤さんのお兄さん、で合ってますか?
紫
あぁ、、、はい、
先生
赤さんなんですが、過労によるもので倒れたと考えられます
先生
喉が軽く腫れていて、喉の使いすぎにより、喋れなくなっていたかと、、
紫
病気では、ないんですよね、?
先生
そうですね、、少し休めばいいかと、、
紫
そうですか...
看護師
今日はお泊まりになりますか?
紫
...そう、ですね、、
看護師
そうですか、失礼いたしました
それからは、誰も入ってくることもなかったし、口を開かなかった
紫
...、っ、
心の中でごめんね、と何度も何度も繰り返す
この重い空気を遮って青ちゃんが言った
青
...ねぇ、紫にぃ、赤くんが倒れたって言ったらみんな部屋から出てきてくれるかな、?
紫
っ、、わかんないっ、、でも、自分たちを責めることは確かだよ、
青
...そっか、
それからまた重い空気になっていった
俺たちのせいで、 赤くんの普通の生活が、 楽しい生活が、 変わってしまったんだ
お母さんもお父さんも俺たちが殺した、 俺たちが部屋から出てこないせいで働きっぱなし、
俺たちが俺たちを責めないように、 毎日のように無理しないでねと言う
俺らはその言葉通りに無理はしなかった でも 1番無理してたのは赤くんだったんだね 1番辛かったのは赤くんだったんだね 気づけなくてごめんね
青
...ごめん、僕がもっと...手伝ってれば、、
紫
青ちゃんだけのせいじゃないよ、赤くん支えてくれててありがとう
重い空気を遮って口を開くも、出てくるのはネガティブな言葉ばかり
俺はこの空気がもっと悪くなる事を防ごうと、 出来るだけポジティブな言葉を返そうとした でも、どんな言い方をしても、俺たちが悪い、という意味になってしまう
俺は右の手を、青ちゃんは左の手をそっと両手で包んだ
その手を震える俺の手で優しく撫でた
俺の手よりも遥かに小さい赤くんの手、兄弟誰よりも小さい赤くんの体
その姿は愛おしくて、可愛らしくて、まるで末っ子のようだった
紫
...みんなで、協力しよう、
青
...協力、?
紫
うん...赤くんは頑張ったんだから、、俺らもその分頑張らなきゃ
青
...出て来てくれるかな、
紫
...分かんないけど、、やるしかないよ
青
...そう、だね、、






