○○
想像力って…
○○
どんなのを思い浮かべればいいの?
莉犬
先輩には敬語つけろよ
○○
同級生だろうが
莉犬
知識的にはお前小学1年生だろ
○○
( ´ᾥ` )
ジェル
何も言い返せてへんやん
さとみ
おま、顔……w
○○
笑ったね?!
○○
さとみって人初めて私の前で笑ったよ!!!
○○
奇跡だ!!!
さとみ
普通に俺は笑うわ
○○
黙ってもらって
さとみ
なんでだよ
ななもり
ほら、早く練習するよ〜
○○
で、想像力とは?
るぅと
まずは…何属性の魔法を使いたいか、じゃないですか?
○○
……何属性……
確か…魔法の属性は7つある。
1、炎
2、岩
3、風
4、水
5、氷
6、光
7、闇
闇が一番扱いづらく
氷が一番扱いやすい
って本に書いてあったな
ころん
まずは氷でいいだろ
○○
まぁ、簡単なら…
ななもり
それじゃあ、次に…
ジェル
どんな魔法が使いたいん?
ジェル
氷だから……氷柱とか?
るぅと
それが一番無難ですね
ななもり
それじゃあ、氷柱でいい?
○○
あ、はい。
ころん
それじゃあ早く想像しろよ
○○
無茶ぶりで草
……氷……氷柱……
『 魔法、使っていいの?』
○○
ぇ…?
ジェル
…どうしたん?
○○
…なんでもない!
○○
ごめん、もう1回想像するね!
『 魔法を、使わないで』
『 ……もう、あんな思い』
『 したくないから__』
○○
……できない
るぅと
え?
○○
想像、してるけど出来ないや…(笑
さとみ
お前、魔力ないんじゃないのか?
○○
え、そうなの??
さとみ
俺が知るわけないだろ
○○
なんで?!
さとみ
知らねぇよ!!
○○ちゃんが想像をしてる時
違和感を覚えた。
○○
ぇ…?
ジェル
…どうしたん?
○○ちゃんの目は、一瞬動揺していた
○○
…なんでもない!
○○
ごめん、もう1回想像するね!
○○
……できない
るぅと
え?
○○
想像、してるけど出来ないや…(笑
それは、○○ちゃんが初めて俺達の前でついた
❛嘘❜だった
俺は嘘かどうかを見破れるだけであって
その内容は分からない。だけど
○○ちゃんも、苦しんでる。
でも、俺にはそんな力…ないから
さとみ
お前、魔力ないんじゃないか?
○○
え、そうなの??
さとみ
俺が知るわけないだろ
○○
なんで?!
さとみ
知らねぇよ!!
少しでも
この日々が続いたらいい
そう、思った___
ꫛꫀꪝ▷▶︎▷35