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紗夜
ただいま…
母
あら紗夜お帰り。
紗夜
うん…
母
元気ない？大丈夫？
紗夜
ちょっと具合悪い、部屋で休んでくるね。夕飯はいらないよ。
母
そう？
紗夜
うん、じゃ。
バタン
紗夜
ヒック、ヒック…グス、。
紗夜
千尋…ち、ひろ…
どうして、なんで彼女なんてできたんだろう。
ねぇ千尋、私を見てよ。
〜🎶
紗夜
？電話？
紗夜
…！？千尋だ！は、はい！？
千尋
あ！さーちゃん！体調どう？先生から早退したって聞いた時はびっくりしたよ…そんなに具合悪かったなんて思わなくて、
紗夜
だ、大丈夫だよ…！一晩寝ればすぐ良くなるから！ありがと…
千尋
うん！何か食べたいものとかない？りんごとか、ゼリーとか、
紗夜
ごめんね、食欲なくて、
紗夜
ボソ…お願い、もう優しくしないで、
千尋
？何か言った？さーちゃん
紗夜
な、何も言ってないよ！
千尋
そっか、食欲ないなら仕方ないね、お大事にね！
紗夜
うん…ありがとう。
千尋
バイバイ！
紗夜
うん。バイバイ。
千尋
紗夜
千尋…
お願いだから
紗夜
ちひ、ろ…
もう優しくなんてしないで。
あなたが好き。だからあなたの幸せを願います。だから、どうか私に
紗夜
期待させないで。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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