テラーノベル
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昼休みの屋上には風と女子の鋭い視線が吹き荒れていた。
第一声がそれだった。
まるでジャブでもなくストレートに叩き込むような一言。
朝霧 葵
一瞬呆れて言葉を失いかける。
朝霧 葵
朝霧 葵
朝霧 葵
静かな口調で葵は問い返す。
責めるでもなくただ事実として。
朝霧 葵
朝霧 葵
朝霧 葵
朝霧 葵
沈黙が落ちた。
空気が重くなる中でリーダー格の女子は少し目を伏せた。
朝霧 葵
葵ははっきりと言い切った。
誰にどう思われても自分を守るための努力をしてきた。
それは決してずるいことではない。
その瞬間ドアが開いた。
岩泉 一
現れたのは岩泉一だった。
岩泉 一
朝霧 葵
岩泉 一
岩泉 一
女子たちが一瞬動揺する。
だけど、葵は笑って
朝霧 葵
岩泉 一
朝霧 葵
岩泉の露骨な言葉が何故かいちばん優しかった。
彼はそれ以上追求しなかった。
コメント
2件
岩ちゃんって良いよね感傷しすぎないのがまじ良き