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Re:んネ

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Re:んネ

1 - Re:んネ «第0話»

♥

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2019年02月02日

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つまらない授業の時は特に

頬杖をつきながら眺める青い空が

自由に見えて少し羨ましかった

私の席は窓際だったから

軽い風すらになびいてしまう 白いカーテンが目の前をちらついて

ちょっと邪魔だったけれど

なんて

そんなどうでもいいことが 脳裏に浮かぶ

特異な状況に置かれている時ほど

平凡な日常の他愛のない一欠片が

ひどく恋しくなる

〝カチッ〟

ハルナ

えーっと…

ハルナ

これちゃんと
録音出来てるかな…

ハルナ

もしもーし

ハルナ

って言ったって
仕方ないか…

ハルナ

...んと

ハルナ

こんな時って

ハルナ

なんて…

ハルナ

言えば良いんでしょうね?

ハルナ

上手い言葉が
見つからないんですけど...

ハルナ

とりあえずは

ハルナ

ごめんなさい

ハルナ

馬鹿なことしてるのは
分かってますけど

ハルナ

あなたのらしくない姿を見るのが
正直ちょっと辛いです

ハルナ

...はははっ笑

ハルナ

私なに言ってるんだろ笑

ハルナ

まぁまぁ

ハルナ

あなたはあなたらしく

ハルナ

あの椅子にふんぞり返りながら座って

ハルナ

タバコをあの少しムカつく表情で

ハルナ

吸っているのが性に合っていますよ

ハルナ

ただただそれだけです

ハルナ

こんな遺言を残しておいて
言うのもアレですが

ハルナ

私のことは

ハルナ

出来るだけ...ザザッ...

ハルナ

これが私の最後の

ハルナ

ザッ...ザザッ...で...す

ハルナ

なんか...ブツッ...調...子悪い...
ザァァァ...なぁ…

ハルナ

ちょっと...!肝心サザザッ...なとこ
ザッ...な...のに...!

〝ブツンッ〟

ハルナ

...

録音機能だけが ある意味運良く壊れた

ハルナ

さよならも
言えてないのにな...

ハルナ

まぁ

ハルナ

こんな終わり方も私らしいか

目の前には小さな洞窟

入り口は鉄のチェーンと ボロボロの木の板で塞がれていた

手に持っていたボイスレコーダーを 近くの小岩の上に置く

ハルナ

んしょ!

ハルナ

この!!

木の板を蹴りで破っていく

ハルナ

うわぁ...

板の間から覗いた洞窟の穴から

なんとも言えない空気が漂ってくる

ハルナ

...行くかぁ

周りは首のない地蔵の列と深い森

誰も私を止められない

止めてはくれない

私は今から

私を

殺しにいく

【Re:んネ】

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