つまらない授業の時は特に
頬杖をつきながら眺める青い空が
自由に見えて少し羨ましかった
私の席は窓際だったから
軽い風すらになびいてしまう 白いカーテンが目の前をちらついて
ちょっと邪魔だったけれど
なんて
そんなどうでもいいことが 脳裏に浮かぶ
特異な状況に置かれている時ほど
平凡な日常の他愛のない一欠片が
ひどく恋しくなる
〝カチッ〟
ハルナ
ハルナ
録音出来てるかな…
ハルナ
ハルナ
仕方ないか…
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
見つからないんですけど...
ハルナ
ハルナ
ハルナ
分かってますけど
ハルナ
正直ちょっと辛いです
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
言うのもアレですが
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ハルナ
ザァァァ...なぁ…
ハルナ
ザッ...な...のに...!
〝ブツンッ〟
ハルナ
録音機能だけが ある意味運良く壊れた
ハルナ
言えてないのにな...
ハルナ
ハルナ
目の前には小さな洞窟
入り口は鉄のチェーンと ボロボロの木の板で塞がれていた
手に持っていたボイスレコーダーを 近くの小岩の上に置く
ハルナ
ハルナ
木の板を蹴りで破っていく
ハルナ
板の間から覗いた洞窟の穴から
なんとも言えない空気が漂ってくる
ハルナ
周りは首のない地蔵の列と深い森
誰も私を止められない
止めてはくれない
私は今から
私を
殺しにいく
【Re:んネ】






