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12 - 赤きらわれ╱桃赤要素ばつ…っ!!!

♥

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2021年08月16日

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赤きらわれ?

りいぬ、るぅと

りいぬ、るぅと

お母さんっ、お父さん!

大好きだよっ、

父、母、兄、俺

幸せな四人家族

のはずだった───

ある夏の日

俺とお兄ちゃん

二人で水鉄砲をしていた

ある程度動き、服に汗が滲んできた頃

りいぬ、一回お家入ろ

うん、!

家の中に入り

お母さーん!

声をかける

が、返事はない

どうしたんだろ

リビングを覗くと

~~~~~

~~~~~~~~~!

お父さんとお母さんがなにやら話している

お母さんっ

このシャツ脱いでいい?

あ、あぁ…いいよ

なに話してたの~?

っ…!

お兄ちゃんがなにかを感じたのか

りいぬ、ほら行くよ

え?あ、うん…

ある冬の日

お母さんは俺にコートを着せながら

新しいお家、見に行こうね

りいぬの部屋あるんだよ

…お母さん早く行こ

……うん

新しい家を見に行ったものの

3LDK

お父さんの部屋がない

お母さん、お父さんのお部屋は?

っ…

りいぬ、

るぅと、いいよ大丈夫

え、でもっ…

大丈夫だから

…うん

りいぬ、あのね

うん、?

お父さんとお母さんは別々で暮らすことになったの

…え?

なんで

お父さん、どっか行っちゃうの?

ごめんね

…お母さん、

ある日から

俺たちとお父さんは別々で暮らし始めた

最初の内は新しい家に慣れず

お父さんもいないため

少しぎすぎすしていた

だが一年も経つと

お父さんのいない生活にも慣れてきた

でも、お父さんっ子だった俺は

毎日泣いていた

そんなある日

さとみ、くん…?

推しができた

推しの存在が俺を強くしてくれた

ある年

お兄ちゃんの高校受験

俺より頭が良く

努力家な兄は志望校に合格した

そこからだろう

俺と兄が比べられるようになったのは

 

お兄ちゃんはできるのに

 

お兄ちゃんと違って愛想がない

 

お兄ちゃんは

 

お兄ちゃんは

 

お兄ちゃんは

もうっ、聞きあきたんだよっ!

りいぬ、待って

ごめんね…お兄ちゃんポロポロ

ヒュー

グシャッ

りいぬっ!

もう疲れた

end

誰かゆ~せんさんしてくれる人

いませんか~っ

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