お兄ちゃんが、 自分ので精一杯で、 あんまり聞けなかったの。
100点、無理かなぁー...
お兄ちゃんと点数勝負するんだけど...、 負けちゃうよぉぉ。
嫌だなぁー...
ん~...難しいよぉ。
隣のクラスも、今日受けたの。 でね、あとで聞いたんだけどっ!
今までの理科のテストより、 レべチでむずいとか。
あ、でも。 この問題泣きながら、 解いたのに似てる。
それに、これって、 ないくんも苦戦してたのじゃない?
教科書熟読して、 ないくんが参考書も買ってくれたおかげ。
このままだと、意外と埋まるのでは?
りうら、無茶頑張った。
全部埋めたし、 見直しもしっかりできた!
ないくんに勝ってやる!!
でも、これが普通だとしたら...
一方その頃6年生組は...
えーっと、①は胃。 ②は郵。
うわぁー、”えい”って何?
どうしよう。 りうらに負けちゃう。
あとっ...4つ。 あと4つ。 でも、、、
わかんない!!
考えれば、考えるほど、 頭が真っ白になる。
負けるのは、俺のプライドが許さない。
終わっちゃった...
結局埋めれたよー
け・ど・も!
確認してない。
俺は、いふまろに飛びついた
もうっ!!バカじゃん、俺。
りうらと特訓して...
けっ...結構楽しかったけどっ... まろと勉強すればよかった。
でも...
りうらがかわいそう...
いや...
りうらと特訓して、 正解だわ。
ないくん、賢いし、 余裕だったかなぁー。
うそっ!できちゃったの? (天然、純粋発動)
俺、がんばったのに。
あんなに勉強して、 努力したのに。
でも...
ないくんって、
素質がいいのかなー...
また、頭をなでてくれた。
もし、りうらが負けてもね、
ないくんが、 優しくなくなるわけじゃないよ。
だからね、しょげなくてもいっか。
勝ったとしても、負けても。
俺とないくんの関係が、 壊れるわけじゃないもんね。
『たった一つの勝負で、 しょげまくってたら、 生きていけないってw』
そう、だいぶ前にお母さんが言ってた。
このテストも、 そこまで大切なものじゃないよ。
負けても、勝っても、 勉強は頑張り続けるもん。
ないくんに、
褒めてもらうためだもん。
そして俺は、 ランドセルからノートを取り出す。
そして、 ないくんの机の横に座った。
continue...
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