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同じ結末は絶対迎えたくない!

みのり

(まだ準備したいことは色々あるけど…)

みのり

しかたない!

みのり

もう、決行しなくちゃ

私は、1人で倉庫に向かう

ゆうか

あれ…?みのりちゃんいないなあ…?

ゆうか

どこだろう……

私はみのりちゃんを探して城内を歩き回った

みのり…ちゃん……?

ドアの向こうでギラリと光る刃を握るみのりちゃん

ゆうか

みのりちゃん!みのりちゃん!

何度呼びかけても何度ドアを叩いてもみのりちゃんはこっちを向かない

鍵がかかっていてドアも開かない

ドアの覗き窓から私はみのりちゃんの一部始終を見届けるしかできなかった

ゆうか

みのりちゃん……みのりちゃん…

次に刃が鋭く光った時、みのりちゃんは

真っ赤な海に落ちた

〇月〇日、XX王国の王子様が亡くなったことが分かりました

死因は出血多量とされており、現場の状況から自殺と見られています。

ゆうか

…バカ

そこからはもう地獄のような毎日だった。

お城で出されるお料理も味がしないし、お城の人達の話し声もまるで耳には入ってこない

お城の人

王妃様、最近顔色がよくありませんね

お城の人

そうですね。王子様から説明は受けられたはずですが…

何をするにも手が動こうとしなくて生きた心地がしない

だから私は追いかけることにしたんだ

この話を終わらせてもう一度やり直す

そしてもう一度みのりちゃんに会うんだ

ゆうか

今度こそ…絶対ハッピーエンドを迎えるから…ね……

みのりちゃんが作ったお世継ぎにさよならを言ってからみのりちゃんと同じ場所で

この世界に終止符を打ち、もう一度作り直す

ゆうか

みのりちゃん…また会いに行くから……

朦朧とする意識の中、私はバットエンドを終わりにすると誓った

ハッピーエンド

迎えられず

みのり

あれ?ゆうか?

ゆうか

みのりちゃん!

ゆうか

よ、良かった……

みのり

ちょっと泣き出さないでよ〜

ゆうか

だって…だって……

みのり

どうなったの?まあ…ここってことは向かれられなかったんだろうけど…

ゆうか

そうだよ!

ゆうか

バカじゃないの?二人一緒じゃなきゃハッピーエンドなんて迎えられるわけないじゃん!!

みのり

ゆ、ゆうか?

ゆうか

もう一人で勝手に死のうなんて考えないで

みのり

わ、分かった

ゆうか

ホントに分かったの?

みのり

分かったってば

ゆうか

もう…

みのり

で、やけに早かったけどあれからどうしたの?

ゆうか

待ってられないからみのりちゃんが死んでから数週間で死んできちゃった

みのり

はあ?

ゆうか

「はあ?」はこっちだよ!私に相談しずに勝手に決めちゃうんだもん!

みのり

ご、ごめん

ゆうか

今度は私が決めるから

みのり

え?

みのり

…ってわ!眩しい

ゆうか

嘘…もう?

ゆうか

うん……?

ゆうか

戻った?

台所には作りかけの朝食、乾かし途中の食器、これから使う材料…

シンデレラとしての日常が戻ってきたみたい

ゆうか

今度こそ…成功させるよ

みのり

あ…戻ったのか……

みのり

ゆうか…どうするつもりなんだろう

とにかく、ストーリーを進めなければ何も始まらない

この世界では私が王子として動かなければ何もストーリーが進まないのだから

舞踏会を開くために忙しい毎日。主催は国王であるものの指揮は全て私。動かなくていいとは言えすぐに色々と聞かれるので休まる暇がない

そうしてやっと準備が整い、招待状を送ることができた

みのり

やっとか……

みのり

私がこんなに一生懸命やったの久しぶりかも……

お義姉さん達が騒がしい。きっと招待状が届いたんだ

義姉

わあ!楽しみ!

義姉

やった!何着ていこう!

お義母様

二人とも焦らないでドレスは買ってあげるから

ゆうか

(とりあえずここは台本通りに)

ゆうか

あの…

お義母様

あらシンデレラ、廊下の掃除は終わったの?

ゆうか

はい

ゆうか

あの、舞踏会なのですが……

お義母様

ああ、安心しておいで、シンデレラは連れていかないから恥をかく心配もないよ

ゆうか

(まあそうなるよね…)

分かってたこと。もう3回目だし、舞踏会に行けることくらい分かっている。私は表情に出ないよう黙々と家事を続けた

魔法使い

シンデレラ

ゆうか

あ!魔法使いさん!

魔法使いさんが来るとホッとするよ

ああ、またみのりちゃんに会えるんだって

魔法使い

どうしたんだい?そんなにニヤニヤして

ゆうか

いえ、魔法使いさんが来てくださったのが嬉しくって

魔法使い

そうかい。それは嬉しい話だね

魔法使い

では魔法をかけるよ

ゆうか

はい!

私は元気よく頷き、魔法使いさんの杖から放たれる光に包まれた

シンデレラはハッピーエンドを迎えられない!

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