コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
同じ結末は絶対迎えたくない!
みのり
みのり
みのり
私は、1人で倉庫に向かう
ゆうか
ゆうか
私はみのりちゃんを探して城内を歩き回った
みのり…ちゃん……?
ドアの向こうでギラリと光る刃を握るみのりちゃん
ゆうか
何度呼びかけても何度ドアを叩いてもみのりちゃんはこっちを向かない
鍵がかかっていてドアも開かない
ドアの覗き窓から私はみのりちゃんの一部始終を見届けるしかできなかった
ゆうか
次に刃が鋭く光った時、みのりちゃんは
真っ赤な海に落ちた
〇月〇日、XX王国の王子様が亡くなったことが分かりました
死因は出血多量とされており、現場の状況から自殺と見られています。
ゆうか
そこからはもう地獄のような毎日だった。
お城で出されるお料理も味がしないし、お城の人達の話し声もまるで耳には入ってこない
お城の人
お城の人
何をするにも手が動こうとしなくて生きた心地がしない
だから私は追いかけることにしたんだ
この話を終わらせてもう一度やり直す
そしてもう一度みのりちゃんに会うんだ
ゆうか
みのりちゃんが作ったお世継ぎにさよならを言ってからみのりちゃんと同じ場所で
この世界に終止符を打ち、もう一度作り直す
ゆうか
朦朧とする意識の中、私はバットエンドを終わりにすると誓った
ハッピーエンド
迎えられず
みのり
ゆうか
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
ゆうか
みのり
みのり
ゆうか
ゆうか
ゆうか
台所には作りかけの朝食、乾かし途中の食器、これから使う材料…
シンデレラとしての日常が戻ってきたみたい
ゆうか
みのり
みのり
とにかく、ストーリーを進めなければ何も始まらない
この世界では私が王子として動かなければ何もストーリーが進まないのだから
舞踏会を開くために忙しい毎日。主催は国王であるものの指揮は全て私。動かなくていいとは言えすぐに色々と聞かれるので休まる暇がない
そうしてやっと準備が整い、招待状を送ることができた
みのり
みのり
お義姉さん達が騒がしい。きっと招待状が届いたんだ
義姉
義姉
お義母様
ゆうか
ゆうか
お義母様
ゆうか
ゆうか
お義母様
ゆうか
分かってたこと。もう3回目だし、舞踏会に行けることくらい分かっている。私は表情に出ないよう黙々と家事を続けた
魔法使い
ゆうか
魔法使いさんが来るとホッとするよ
ああ、またみのりちゃんに会えるんだって
魔法使い
ゆうか
魔法使い
魔法使い
ゆうか
私は元気よく頷き、魔法使いさんの杖から放たれる光に包まれた