琉璃
言えない
琉璃
言えないよ
逃げ出した
あの雰囲気の中現実を皆に話すなんて
私はできない
琉璃
どうせ皆信じないし
琉璃
それにもう悲しむ顔とか見たくない
及川
そんな事気にしてたの?
琉璃
及川さん...
どこに行っても着いてくる
私の居場所を知っている
治
俺も参加させてや
優しい声が教室に響いた
琉璃
治...
琉璃
わかったよ
琉璃
全部全部話すよ
ダメだとわかってた
でもこの2人なら話せる気がした
琉璃
今日来客は私のお母さんと親友のお母さんの真波さん
治
なんや親友の母親が関係あるんか?
琉璃
入学してまもない頃親友が私に終わりを告げた
琉璃
親友の最後を見たのが私
及川
それって
琉璃
見てただけで止めなかった
琉璃
まぁ親友を居ないのは私のせいみたいなもん
みんな絶望するだろうな
また孤独
琉璃
親友が居なくなってから私は独り
琉璃
別に嫌ではなかった
琉璃
でも笑えなくなった
琉璃
あの2人はいい人を演じてるだけ
琉璃
2人で夢のまた夢の話してた頃にはもう戻れない
琉璃
私に残ったものは何も無かった
琉璃
どうせ2人も私の事絶望したでしょ
琉璃
いいよ早く戻りな
そうだよ結局離れていくんじゃん
治
それ琉璃悪ないやん
琉璃
は
なんで私を庇うの
及川
俺らはそんなことで絶望しない
及川
琉璃ちゃんそんな事しないし
信じてくれるんだ
嬉しい
琉璃
ポロッ
我慢しないと
怒られちゃう
琉璃
ごめんなさい
及川
また謝った!
治
謝る必要ないで
こんなに優しいんだ
怖くて怒るような人だけじゃない
ずっとこのまま続けばいいな
琉璃
ありがとニカッ
あ
及川
笑えたじゃん!
治
初めて見たなぁ
2人のおかげ
なんて恥ずかしくて言えないや
琉璃
うるさい
琉璃
さっさと行くよ
及川
はいはい笑
琉璃
迷惑かけてすみません
琉璃
練習始めてください!
侑
琉璃なんか元気なった?
角名
え、それな
琉璃
まぁね
琉璃
それより練習始めないと説教食らうよ
侑
あ、やべ
こんな楽しい日々が続くなら私は
ずっとみんなと居たい
最終日
琉璃
ありがとうございました
琉璃
!
琉璃
及川さん
琉璃
ほんとありがとうございました
琉璃
彼女作れたらいいですね
及川
ちょっと一言余計!
及川
てかなんで今フリーなの知ってるの?!
岩泉
早く行くぞ
琉璃
笑
角名
あ
侑
琉璃が笑った!
治
俺見るの二回目や
琉璃
黙れ
琉璃
うるさい
角名
毒舌は変わんないんだ
治
毒舌も治ってくれたらなぁ
琉璃
うるさい!
美琴私素敵な友達見つけたよ
もうちょっとだけ待っててね
私は幸せ者だ
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