テラーノベル
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ソファに座った後、 アメの足が震えていることに 気がついた。
コガネ
アメ
コガネ
アメの目の前のソファに座って 目を閉じる。
爺さん、この子はいい子すぎる。
殺人には向いてないな。
アメ
コガネ
アメ
アメ
アメ
アメ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
イオリ
イオリ
イオリ
アメ
イオリ
イオリ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
まあ、言う前から 目の前には座ってたけど……
コガネ
アメ
コガネ
アメ
アメが去った後、 コガネはタバコに火をつけた。
イオリ
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
イオリは、知っている。
それは、“アメの強くなるための決断” だけではないことを。
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
イオリ
イオリ
私が初めてコガネを見た時、 血だらけだったのを覚えている。
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
淡々と話すその目は、 全く光がなかった。
笑いもしない、怒りもしない、 泣きもしない。
お互いそんな状況が続いた後、 口を開いたのはコガネだった。
コガネ
コガネ
コガネ
その言葉を聞いた後、
何が悲しいのかも分からずに 涙がこぼれ落ちた。
イオリ
コガネ
コガネ
自分と同じくらいの歳の女性だった。
でもどこか、私より強かった。
その場しのぎで、 手を取っておけば良いと思っていた。
……でも、逃げられなかった。
自分の意思で、逃げなかったのだ。
イオリ
イオリ
イオリ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
イオリ
イオリ
氷の入ったグラスが、 ヒビが入ったように音を立てる。
あの日自分は決断した。
“己の心にあるものから逃げない”、と。
その正解を全て教えてくれたのは、 コガネだったくせに。
コガネは、自分の答えを知らない。
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
自分の世界は、 いつも爺さんの言葉で構築された。
この人間のせいで、おかげで、 私の世界は歪んでしまった。
コガネ
コメント
2件
イオリさんめっちゃかわいい好きなんだかんだ面倒見良さそうな雰囲気LOVE