君が悪い

僕はこ💙

高校の先生をやっている

けど僕は生徒と付き合っている

駄目な事なのは知っているだけど

好きなんだから仕方ないじゃん？

学校では眼鏡をかけて僕に敬語で話す君も

家で眼鏡を外してその綺麗な目で僕を見ながら

タメ口で話す君も

僕は大好き

でもね

僕

見ちゃったんだ

君が

他の人に好きって言ってるとこ

君が浮気してる事を知っちゃったんだ

そしてある日

君から告げられた言葉

意味がわからなかった

　"別れて欲しい"

この言葉は僕の頭では整理できなくて

もう僕の頭は別れたくないでいっぱいだった

必死に莉❤君にしがみついてねだっても

君の口からはそれしか出なかった

僕が浮気されてから考えていた事

一番やりたくなかったこと

ｸﾞﾁｬｯと部屋全体に鳴り響いた

必死にもがく君

そんな君も愛おしい

どんどん君の声がか細くなっていく

君の声が途切れた時

僕は持っていた包丁の刃先を

自分の方へ突き立てた