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そう思った。
だけどやっぱり夜になると襲ってくる不安や孤独感。
少しでも前を向きたかった。本音を吐きたかった
それは嘘じゃない
鏡に映る自分の傷ついた姿を見る度に心の奥で囁く声があった
ーーどうせ全部、優しい言葉だけで終わる
ーー信じても、1人になるだけ
ーーなおきりさんだって、本当は呆れてるはず
どんなに思ってもらっても、なおきりさんのあの優しさが、だんだん遠く思えて
あの時の
俺が一緒にいる
と言う言葉さえ、今はもう自分を慰めるための嘘だったんじゃないか。そう思ってしまう。
もう誰も
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いつも通りの朝
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少しだけなおきりさんのひとみが優しかった
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のあさん以外のメンバー
のあさん以外のメンバー
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めっちゃ飛びますごめんなさい
その日の夜
部屋の中は静寂に包まれていた。
いつものようにメンバーは別々の部屋で過ごしている。
のあさんも自分の部屋に籠る。
コンコン
部屋中に響き渡るノックの音
なおきりさんが
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そう扉の前で呟いて部屋に戻って行った
けれどまたノックの音が響く
なおきりさんが何度目かのノックをした後に心配そうにドアの前で立ち尽くす
けれど私は応答もしなかった。
ドアを開けることすら出来ず、心の中で何度も自分に問いかける
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ドアを開けないのはそれを私が拒絶しているから
声を振り絞って
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その声になおきりさんの心は傷んだ。
私の声の中には拒絶の色があった
なおきりさんはそれに震えた
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N_🌷
N_🌷
そう言い残して今度こそ部屋に戻った
私は布団にくるまり、声を押し殺して泣いた
私はその日以降部屋から出られなくなった
どんどん深い闇に引きずり込まれていくようで
毎日が空虚で何も感じられなくなっていた
食事を摂ることすら出来ず、部屋の隅で静かに過ごすことが日常になってきた
夜になると1人暗い部屋の中で包丁を握ることだけが唯一の救いのように感じてしまう
心の重荷がその時だけ軽く解放されるような気がした