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釉(ゆう)は重い足取りで 学校に向かっていた
釉
休日の安らぎはあっという間に終わり
またいじめと家庭の暗闇が 待つ日常に戻る
通学路で待っていてくれたのは
雨嶺(あまね)と 転校生の悠珠(ゆず)だった
留
雨嶺
釉
転校生の名前を釉はまだ
雨嶺
釉
悠珠
悠珠
雨嶺
知らなかったが悠珠という響き
釉
雨嶺
釉
悠珠
僕らはいつものように 学校の行事や先生たちの 不満を漏らしながら
他愛のない話をして歩いた
その何気ない会話が釉にとって 通学時間を耐え抜くための 細い命綱だった。
学校に着き靴箱から 自分の上履きを取り出し 靴を入れ替える
釉
雨嶺
悠珠
釉
雨嶺
悠珠
釉
階段を登っていると 悠珠が思い出したように話した
悠珠
釉は少し驚きそして安堵した
担任の先生は釉のいじめに 気づいていないか
気づかないふりを しているかのどちらかだったからだ
釉が返すと、嶺が目を輝かせて言う
釉
雨嶺
悠珠
釉
そんな話をしているうちに 教室に着いた
教室の扉を開けると 安定の光景が広がっていた
釉の机の上には またしても嫌がらせのために ゴミや、押し花にされた変な雑草が置かれていた
釉は雨嶺と悠珠に気づかれないように 慌ててそれらを片付けようとする
釉
モブ(その他)
モブ(その他)
モブ(その他)
モブ(その他)
二人は隣の席だ
バレてしまうのは当然だった
釉の異変に気づいた二人は すぐに駆け寄ってくる
雨嶺
悠珠
釉は二人にこれ以上心を 痛ませたくなくて
いつものように 作り笑顔を見せた
そう答えるが二人は
それでも優しく声をかけてくれたり
釉の荷物を整えるのを手伝ってくれたりした
釉
釉
雨嶺
釉
雨嶺
悠珠
釉
彼らの存在は教室の闇を 払う小さな「光の壁のようだった」
そうこうしているうちに いつもと違う先生が入ってきた
ホームルームが始まる
先生は教卓に立つと 柔らかな声で自己紹介と説明を始めた
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川先生は 落ち着いた雰囲気で生徒たちに安心感を 与えるような人物だった
授業が始まり 三時半までみっちりと授業があった
釉はいつもより先生の目を 気にすることなく過ごせた
やはり内容は難解だった
授業が終わり釉は いつもより早めに学校を出た
雨嶺
モブ(その他)
雨嶺
夕方まで釉は図書館で集中して勉強していた
すると、隣に座っていた 柊星(しゅう)が話しかけてきた
柊星
釉
釉
釉はそう答え そのまま夕方まで勉強を続ける
柊星
釉
釉
柊星
釉
柊星
家に帰ると案の定両親の姿はなかった
最近は大手企業の社長と 専業主婦という立場からか
忙しいらしく 土日だけでなく平日の夜も 家には帰っていないことが多かった
釉
釉
そう思いながらも 釉はふと考える
瑠(るい)は 両親がいないことを どう思っているのだろうか
彼はこの状況をいつも通り完璧に 受け入れているのだろうか
考え事をしながら 釉は夕飯を作り始めた
瑠が帰宅し 二人でご飯を食べながら話をする
留
釉
留
留
釉
留
釉
留
学校のこと
留
釉
テレビで見た面白いこと
留
釉
留
釉
この時間は 両親の前では決してできない
どこにでもいる兄弟の会話だ
もちろんいじめのことは 秘密にしている
怪我をして帰ってきた時も その都度うまく誤魔化してきた
留
釉
しかしこの平穏もいつ気づかれるか 単なる時間の問題だろう
留
釉
楽しげに話しながらご飯を食べ終わり
留
釉
留
片付け風呂に入りそして眠りにつく
留
釉
今日も一日闇の中の小さな光を 見つけ境界線の中で耐え抜いた