その数日後のある日
竜胆に誘われ、私たちは 久しぶりに3人で海に来ていた。
夢
久しぶりだねっ
夢
みんなで遊びに来るの!
蘭
だね〜
竜胆
まぁ、もう夕方だけどな。笑
夢
仕方ないよ
夢
2人共忙しいんだもん
夢
んーっ、気持ちいいね〜
海風を全身に浴びながら 大きく深呼吸をする
夢
竜胆から誘ってくるの、珍しいね
蘭
どーせ
蘭
この前のこと気にしてるんだろ
竜胆
…別に
夢
…してるね。笑
蘭
気にすんなって言ってるのに〜
蘭
怪我も大したことなかったし
怪我した腕を動かしながら にこやかに話す蘭
夢
(いろんなことがあったけど…)
夢
(頑張ってきてよかったな)
夢
(それも、全部2人のおかげだし…)
夢
(感謝したいのはこっちだよ)
久しぶりの穏やかな時間に…
私は幸せを噛み締めていた。
♪〜 ♪〜
そんな中…
突然、蘭の携帯が鳴った
蘭
うわ…春千夜からだ…
嫌そうな顔をしつつ、 話しながら離れていく蘭
夢
…そんなに嫌な相手なの?笑
竜胆
まぁ、あいつは…
竜胆
特殊、だからな
あまりよくわからなかったが、 深くは聞かないことにした。
竜胆
…なぁ
竜胆
…夢は今、幸せか?
ぼーっと海を眺めていると…
突然、問いかけられる。
夢
なに?いきなり。笑
夢
もちろん、幸せだよ
夢
まぁ…あの時期は、本当に辛かったけどね
夢
竜胆と蘭ちゃんのおかげで乗り越えることが出来た
夢
2人は、私にとって
夢
かけがえのない存在だよ
竜胆
そうか…
竜胆
俺は…夢のこと好きだよ
続く…
蘭







