久しぶりに 三人でお喋りをしている
レ
ガ
レ
レ
レ
レ
う
う
ガ
レ
ガ
レ
レ
病院を後にするレトルト
何か二人共 前より穏やかになったというか
相手を大切に思ってるというか…
このままずっと 二人が幸せだといいなぁ
星空を見上げる
レ
キ
後ろから声がする
レ
振り返るとキヨが立っていた
キ
レ
レ
この人はキヨくんじゃない…
姿が似てるだけ
声が似てるだけ…
…香りが…似て………
すっ…
頬に触れる
レ
また触って……
キ
キ
レ
すり…
レ
キ
頬から首筋、鎖骨へと なぞるように手を動かすキヨ
レ
レ
ピーッ!!
遠くで笛の音が鳴る
キ
キ
レトルトから手を離す
キ
キ
そういうと走って行ってしまった
レ
その場に座り込むレトルト
なんで、触るの…?
もう、やめて……
これ以上、 キヨくんを思い出させないで………
【次の日】
うっしーが体調を崩した
ガ
窓から覗き込むと牛沢が ベッドに横たわっているのが見える
ガ
窓に小さな紙が挟まっている
紙を取り広げるガッチマン
『今日も来てくれてありがとう。 ちょっと無理しすぎただけだから 心配しないで』
ガ
これからどんどん うっしーの症状が悪くなっていくだろう
あまり喋れなくなって
笑顔がなくなって
そして最後は、おれに………
ガ
ガ
ガ
レトさんのところへ行こう
これからうっしーがどうなるのか 話しておかないと……
ちゃぷ…
足だけ水に浸かり ぼーっと座っているレトルト
ちゃぷっ…ちゃぷっ……
レ
『レトさん、好きだよ』
『分からなかった? おれがレトさんのこと大好きなの』
レ
『答えないなら答えるまで キスするからね?』
『おれのこと好き?』
レ
『ずっ、と……あい、してる………』
レ
レ
目から涙が溢れる
レ
レ
ちゃんと吹っ切れたと思った…
過ぎ去ったことだと
良い思い出だったと納得させて…
でも無理だった
思い出してしまった
彼の顔も声も香りも
温もりも……
レ
少しずつ落ち着いてくる
もう、キヨ… 隊長さんに会うのは避けよう
会っても辛くなるだけ……
ガサガサ…
レ
音がした方を見るレトルト
妖狐
妖狐が歩いてくる
レ
妖狐
レ
妖狐
妖狐
レ
ガ
ガッチマンが駆け寄ってくる
レ
妖狐
妖狐
ガ
ガ
走り出すガッチマン
レ
妖狐
レ
キヨくんっ!!!!
レトルトも町に向け走り出した
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