まふまふside
まふまふ
まふまふ
お医者さん
お医者さん
そんなに声が枯れてるの?!
お医者さん
まふまふ
お医者さん
まふまふ
お医者さん
お医者さん
お医者さん
まふまふ
僕はどこかの診察室に 連れていかれた。
キラリと光る細い針を見て、 僕は抵抗することを諦めた。
あーあ
退院できると思ったのに。
今は感染症とかが 流行っているらしい。
血液検査の 結果が出るまで入院だって。
退院させてもらえなかった。
叫びまくっただけなのにな……
なんか申し訳ないよ……
でも、 そらるさんの傍にいられるから、 いいか……
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
無いですよね?
僕はそらるさんのベッドの横の椅子に座った。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
よく分かってるなぁ……
まふまふ
まふまふ
まふまふ
そう言って、そらるさんを覗き込んだ
ら。
そらるさんのまつ毛が少し震えて、
その潤んだ瞳に、僕が映った。
まふまふ
まふまふ
僕は、夢を見ているのだろうか。
そらるさんのまつ毛が、 完全に上に上がる。
澄んだ黒目が少し、動いた。
そらるさんが、
目を覚ましたんだ。
そらる
そらるさんが、優しく、笑った。
そらる
そらる
そらる
まふまふ
僕は、涙をこぼすまいと、 唇を噛んだ。
でも、そんなの、 なんの効果も無かった。
そらる
そらる
まふまふ
そらるさんが目を覚ます前よりも、 はるかに多い涙が とめどなく溢れる。
まふまふ
まふまふ
そらるさんの名前しか、出てこない。
そらる
そらる
そらる
そらる
ずっと聞こえてたんだよ。
そらる
そらる
そらる
そらる
まふまふ
僕はそらるさんに抱きついた。
そらる
そらる
まふまふ
嬉し涙って こんなに止まらないものなんだ。
まふまふ
そらる
そらる
俺、動けないんだけど?
まふまふ
まふまふ
そらる
さすってやれないじゃん。
まふまふ
そらる
まふまふ
優しくなくていいんだよ~~~
まふまふ
そらる
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
僕達は、笑いあった。
僕は、人生の中で1番、
幸せだった。
2週間後
そらるさんは、退院した。
僕はやっぱり、 感染症とかじゃ無かったから、 もっとすぐに退院したけど。
栄養偏りすぎだ~って 言われちゃった。
リスナーさん達にもちゃんと話して、
病院から、スマホで配信したりした。
そらるさんは、歌ってみたとか、 ライブとかは、まだ出来ないけど、
もう本当に元気だ。
まふまふ
そらる
まふまふ
歌を作ったんですよ!
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
そこに座ってください!
そらる
僕はギターを構える。
まふまふ
これは、そらるさんのことを考えて、そらるさんのために、創った曲だ。
そらるさんの目をしっかりみて、
''そらるさんの心に'' ''1番に届きますように'' って祈りながら、
そらるさんと約束して、 めっちゃいたわった喉で、
今までの中で1番丁寧に、
歌った。
そらるさんが、目を少し細くする。
そのそらるさんの笑顔が、
僕が今まで見てきた、 どんな笑顔よりも、
綺麗だった。
どうも、ノンカフェインです。
雨のち晴れ、最終回
どうでしたか? 楽しく読んでいただけたでしょうか?
次はなにを書こう……
すーぱーぬこの続き、 読みたいですか?
読みたい方が多ければ、書こうかなと思います。
こんな感じのが読みたい! とか、 この人のお話が読みたい! とかあれば、 遠慮なくコメントしてください!
最後まで読んでくださって、 ありがとうございました!