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教会前に積もる雪達。 靴底まで埋まってしまう深さに広い範囲。 この雪を1人で片付けるには何日かかるやら。 途方に暮れながらスコップに足をかけて雪を持ち上げた。
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教会前に捨てられたダンボール。 その中には黒い毛玉が上着をかけられて丸まっている。 上着はせめてもの愛だろうか。 こんな雪の日に上着1枚でどうにかなるはずなんか無いのに、捨てた奴は 脳が無いのか 愛が無いのか それはよく分からなかった。 人間は子供の次は小動物を協会に捨てるのだろうか。 呆れながらザクザクと雪を踏み荒らした。
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鳴いて存在を知らそうとも黒い毛玉は反応しない。 猫じゃないのか?
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スコップを雪に刺して 手袋を外した手で上着をどかして黒い毛玉に触ると身体を大きく揺らして驚かせた。 ちなみに手触りはまぁまぁ。 意外とゴワゴワしているが風呂には入ってるのだろうか?
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でも別に拾ってやる義理なんかない。 そう思って見捨てようとした。 これ以上増えたら俺が疲労で死んでしまう…… まぁ、俺は不老不死なので死ぬことは無いが。
???
毛玉から声がした。 よくよく見ると子供のようだ。 小さな手はしもやけで真っ赤。 どこを向いているのかも分からない目は濁っている。
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諭す様に言っても聞く耳を持たない。 頑固なやっちゃなぁ。
???
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死は怖くないんやから。 死んだことの無い俺が言うには笑えた言葉だった。
???
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生きたいとすがれば助けてもらえるかもやで。 いつかの俺のようにみっともなくすがればええ。 仲間は大歓迎や
???
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???
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???
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???
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2人の小指を絡めてから言った彼の言葉に驚いた。 そんなことを願う人間がいるなんて。
???
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音を立てて彼は雪の上に倒れた。
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