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信じて欲しかった3

第1話 - 信じて欲しかった3

115

2018年11月17日

#部活

#いじめ

#信じて

#学園

すーな

先生(顧問)

一ノ瀬、そのことなんだがな･･･

由瑠(ゆる)

？、はい。

先生(顧問)

部内で良くない噂を聞いて･･･

先生(顧問)

お前を部活に戻すことは出来ないんだ

由瑠(ゆる)

･･･どういうことですか？

由瑠(ゆる)

説明してください！

先生(顧問)

桧山が、お前と関わりたくないと言っている。

由瑠(ゆる)

詩音ちゃんが？

由瑠(ゆる)

どういうことです？

先生(顧問)

どういうことですって･･･

先生(顧問)

一ノ瀬、しらばっくれるのもいい加減にしたらどうだ？

先生(顧問)

お前、桧山のこと影でいじめてたらしいじゃないか。

先生(顧問)

それに対して桧山は精神的苦痛を訴えている。今でもお前に会うのが怖いと言っているんだ

由瑠(ゆる)

そんな！

由瑠(ゆる)

わたしいじめてなんか！

先生(顧問)

ここにきてまで嘘を言うつもりか？

先生(顧問)

俺は、お前がそんなやつだなんて思ってなかったよ

由瑠(ゆる)

先生？信じてください

由瑠(ゆる)

私、今の今まで詩音ちゃんのこといじめてなんか！

先生(顧問)

本人だけでなく周りも証言してるんだよ

先生(顧問)

桧山が悪口言われてると部員が俺のところまで言いに来てくれた。

由瑠(ゆる)

そ、そんな。

先生(顧問)

一ノ瀬。お前を部活に行かせることはできないんだよ

由瑠(ゆる)

先生････

由瑠(ゆる)

私ほんとにやってないです。

由瑠(ゆる)

どうして信じてくれないんですか

由瑠(ゆる)

先生。

先生(顧問)

部活には行かせられない。

先生(顧問)

一ノ瀬。これからお前、どうする。

先生(顧問)

桧山はお前とは一切関わりたくないと言っている

先生(顧問)

一ノ瀬。

由瑠(ゆる)

･･･部活に行けないのに、サッカー部に在籍してる意味ありますか？

先生(顧問)

･･･

由瑠(ゆる)

先生は、私に自分から辞めるって言って欲しいんですよね

由瑠(ゆる)

辞めさせる事なんて出来ないから

先生(顧問)

一ノ瀬。

由瑠(ゆる)

････

由瑠(ゆる)

検定を、理由に休ませたのも、部活に行かせないためですか

由瑠(ゆる)

そういうことですよね

先生(顧問)

一ノ瀬！

由瑠(ゆる)

分かりました

由瑠(ゆる)

辞めます

由瑠(ゆる)

やめて、ほしいんですよね

由瑠(ゆる)

辞めます。望み通り

先生(顧問)

･･･一ノ瀬

由瑠(ゆる)

最後にお願いがあります

由瑠(ゆる)

皆に最後の挨拶をさせてください。

先生(顧問)

わかった。

先生(顧問)

グラウンドに行こうか

部活中のグラウンドへ。

部員

ザワザワ

先生(顧問)

集合だ

だいご

集合！！

部員

･･･はい。

先生(顧問)

一ノ瀬から話があるそうだ。

先生(顧問)

一ノ瀬

由瑠(ゆる)

はい。

由瑠(ゆる)

一つだけ言わせてください。

由瑠(ゆる)

私は、やっていません。

由瑠(ゆる)

みんなが何を見て何を知っているのか分かりませんが、私は嘘をつきません。

由瑠(ゆる)

みんなのことが、みんなのプレーが大好きでした！

由瑠(ゆる)

私は今日で部活を辞めます。でも、私は、皆の一番のファンです。

由瑠(ゆる)

全国行けるように頑張ってください！

由瑠(ゆる)

さようなら！！

だいご

･･･

先生(顧問)

じゃあ、一ノ瀬…

だいご

一応、言っとく。

すばる

？

部員

？？

先生(顧問)

？

由瑠(ゆる)

だいご？

だいご

約1年半お疲れ。

だいご

じゃあな。

先生(顧問)

･･･

由瑠(ゆる)

だいご……

だいご

練習再開だ

部員

……はい。

由瑠(ゆる)

･･･ありがとう

家に帰って

由瑠(ゆる)

今までありがとう。大好き

由瑠(ゆる)

遺書。私は本当にやっていません。私は、信じて欲しかった。誰でもいい。1人でも私を信じて欲しかった。みんなが、サッカー部が私の全てだった。生きがいを失った以上、生きている理由はありません。ごめんねママ、ごめんねパパ。私を殺したのは〇〇高校のサッカー部員全員です。さようなら。来世は私を信じてくれる人が現れますように。サッカー部、大好きだったよ。一ノ瀬由瑠

〜完〜

最後まで見てくださりありがとうございます！！

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