僕の好きな人は腐男子です。

俺と青ちゃんは凄く仲が良かった。

本当に青ちゃんが大好きだった。

そして、もう1人大好きな人がいた。

幼なじみの黄くんだ。

俺は、黄くんの事が誰よりも大好きだった。

俺にとびきり優しくしてくれた黄くんに俺は恋愛感情を抱いていた。

でも...

俺を抜いて、遊んでいる2人を見てしまった。

そして、黄くんの告白を聞いてしまった。

ﾀﾞｯ

俺は逃げ出す事しか出来なかった

逃げ出した俺を見つけてくれたのは、黄くんじゃなくて、青ちゃんだった。

俺は思った。 何で青ちゃんなの...。 何で...何で...？と。

嘘だ。絶対に「自分の方が可愛い」と思ってるくせに。

黄くんに「可愛い」って言われて、そう思わないはずが無い。

俺はこの時から、青ちゃんに嫉妬心を抱いていた。

俺はそれから、青ちゃんを虐め始めた。なんでかって？それは...

黄くんが引っ越して行き、俺を止める人は誰も居なくなったからだ。

俺から黄くんを奪った。 許さない。 その一心だった。

俺は、青ちゃんより勝ってなきゃ。 何もかも。全て...。

そして、青ちゃんの大切な物を全て奪う。 俺が、されたように...

それから俺は、虐めがバレて転校をした。

そして今、戻って来た。

生まれ育った。 俺にトラウマを与えたこの故郷。 そして、青ちゃん...

転校をして来て4日が経った。

青ちゃんと仲が良い友達とは全員仲良くなった。

いざとなった時はきっと俺の味方をしてくれるはずだ。

最高...。 やっぱり青ちゃんより、俺の方が...

可愛いもんね♡

また転校生？ 目立つのは俺だけで良いのに... ムカつく...

この聞き覚えのある声は...