元ツンデレカップル、藤堂 白と 大河 蓮。
白は女で、剣道に一生を尽くしている。 女言葉を嫌うため、男のような口調で喋っている。
蓮は男で、ものすごくモテている。 その中でなぜ白を選んだかはまだ不明。
付き合って一週間後、蓮からのキスに嫌悪を覚えた恋愛にうとい白は、 蓮に突然 キモいと言って別れを告げた。
白のいきなりの冷めように呆れた蓮も別れることを決意し、 結果は最悪のデートに終わった。
しかし、白はキスはごく普通のことだとかなに教えられ、 自分にも非があったと認める。
相手が可哀想だから、よりを戻すチャンスぐらいあげてやろう。。
そう思った白と蓮は、どうやってお互いをデレさせるかの作戦を練り始める。
白はそれを成功させるために、かなのことを好きな聖と契約を交わし、 お互いに協力し合うと約束する。
次の日、早速聖のために尽くそうと、かなに好きな人がいるか聞くが、 かなは蓮に告白されたばかりだという、、、!
白
どういうことだ、それ
かな
だから、言った通り。
かな
蓮くんに告白されちゃったの、、
白
信じがたい話だな、、
白
れ、、大河とかななんて、クラスメイト以外接点なかっただろ
かな
なんかね、その、、
かな
蓮くんは、白と付き合ってる時から私に思いを寄せていたみたいで
白
何、、
かな
早く別れて、私に想いを伝えたかったそうなの
白
本当か、それ
白
大河が自分の口から言ったのか?
かな
そう。昨日の夜にね。
白
それで、付き合ってくれと?
白
(軽い男だな、、)
白
(常に女を欲してるじゃないか、、)
白
(いやいや、そうじゃなくて)
白
(私以外の女に蓮が想いを寄せていることだ!)
白
(しかし、私に興味がなければ、意味ないじゃないか)
白
(どうやって告らせるかっていう作戦も無駄になる、、)
白
(これが本当なら、なんだか、、)
白
(いや、悲しいわけがない!)
白
(私はあくまでチャンスを与えようと思っただけなのだから、、)
白
(そうだ、私は蓮が好きだから落ち込んでるんじゃない!)
白
(何事にも上位にいるという私のプライドがそれを許さないのだ、それだけだ!)
かな
白?
白
ああ、ぼーっとしてた
白
で、付き合ってくれと言われて
かな
勿論
かな
オッケーしたよ?
白
えっ
白
かなは大河のことが好きだったのか?
かな
うーん、、それもあるけど、蓮くんって、頭いいし、人気者じゃん?
かな
付き合い始めて、損はないかなって。
かな
あんな完璧な男子そういないしさ
白
白
そ、そうか
白
しかし、あいつはやめとけ!
白
今すぐにでも、断った方がいい!
かな
なんでよー
白
それは、、
白
思ったより冷たいぞ、あいつ
かな
ええー?
かな
めっちゃいい人だよ?蓮くん
白
うう、、
かな
何、もしかして、蓮くんとより戻した、、
白
ちがーう!
白
まったくもって違うぞそれは!
白
あ、すまん、朝練あったきがするから、もう行く
かな
あ、うんバイバイ
かな
(蓮くんに電話しなきゃっ)
かな
蓮くん?
蓮
うん
かな
あのことね、言ったよ
かな
白ちゃんに
蓮
そうか
蓮
反応はどうだった?
かな
慌ててたよ
かな
あいつはやめとけ!みたいな
蓮
へえ〜
蓮
オッケー
かな
でも、聖にもそれ言っといてよ?
蓮
分かってるって
蓮
今すぐそこにいるから伝えてくる
かな
聖が私のことが好きなのは確実だし、あとは聖に告らせるだけだからね
蓮
俺もそうだし、この作戦は実に効果的だ
かな
私のアイデアだからね?
かな
じゃ、また連絡してね
かな
よりリアリティ出すために、毎回休み時間、私のクラスに会いにきてね
蓮
わかった
聖
おい、お前聞いたか、、、?
白
付き合ってるってことだろ
白
かなとれ、、大河
聖
そうだよ!どうすんだよ
白
どうするって、、
白
諦めるか?
聖
ちげーよ!
聖
そうじゃなくて、こっちはどうすんだって話!
白
どういう意味だ
聖
本当に付き合ってるわけねーだろ!?
白
え
聖
本当にそうだったら、相当なやばいだよ、かなは
聖
親友の元カレと付き合い始めるってどんな奴だよ
白
まあ、そうかもしれないが
白
本当にそうだった場合どうするんだ
聖
それはそれで、、よくないよ!
聖
とりあえずあれは嘘だろ。
聖
お前の注意を引くために蓮が付き合ってるふりしてんじゃねーの
白
そ、、そうか!
白
ならいいんだ、それなら
白
ああ、本当に良かった、、
聖
すごい喜ぶのな
白
いや別に
白
実際、振られるなど、私のような完璧な存在にあってはならないことだからな
聖
お、おう
聖
じゃあ、こっちはどうする?
白
それは明日でいいか
白
今日はとりあえず練っておく
聖
オッケー
先生
はい、授業を終わりまーす
白
よし、帰るか、、
靴箱
かな
ねー、一緒に帰ろ
蓮
おう
白
(はあ、、、)
白
(無視無視)
白
、、?
靴箱の中に、手紙が入っていた。
藤堂 白 様 へ あなたのことが好きです。
白
!?