TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

俺は今、母の墓参りに来ている。

警察は一向に見つからない俺のことを諦め、騒ぎは収まった。

奈江崎 貴裕

母さん…

俺は母親に謝りたかった

奈江崎 貴裕

俺、母さんが死んだ日に勝手にどっか行ってごめん…

奈江崎 貴裕

葬儀にも来れなくて、ほんとにごめん

奈江崎 貴裕

こんな息子で、母さん…幸せだった?

奈江崎 貴裕

俺、中学の時 問題ばかり起こしてさ…

奈江崎 貴裕

なんだっけ…

奈江崎 貴裕

たしか……

〜4年前〜

Aくん

な〜貴裕!

Aくん

この後一緒にゲーセン行かね?

奈江崎 貴裕

ごめん!部活あるから行けないわ^^;

Aくん

わかった〜じゃあな

奈江崎 貴裕

おう

素村 優一

貴裕!!部活いこ!

奈江崎 貴裕

行こっか

2時間後

素村 優一

疲れたね〜

奈江崎 貴裕

な〜

奈江崎 貴裕

っていうか今日のコーチ怖かったんだけど…

素村 優一

いつものことでしょ笑

奈江崎 貴裕

あはは

ガヤガヤ🗣……

素村 優一

あそこで騒いでるのって先輩達?

奈江崎 貴裕

あぁ

先輩達がこちらに近づいてくる

先輩1

おい素村

素村 優一

は、はい…

先輩1

お前なんでさっき試合中パスしなかったんだよ!

先輩1

こっちにパスすれば早く勝てたのによォ!

この人は向山(むこやま)先輩

この学校の俺たちのバスケ部の中のエースだ

素村 優一

ス、すみません…

先輩1

そんな女みたいな面してっからじゃねぇか?

先輩1

体も細くてヒョロヒョロなのによくこの部活入ったなぁ

奈江崎 貴裕

(そんなの関係ねぇだろ…)

素村 優一

……

先輩1

おい!なんか言えよ女面!

素村 優一

えっと…

ガシッ!!(先輩が優一の腕を掴む)

素村 優一

痛い!!

俺は流石にまずいと思い、優一の腕から先輩の腕を祓った。

先輩1

なんだよお前

奈江崎 貴裕

これが先輩のすることかよ!クソ野郎!

先輩1

舐めた口聞きやがって…

先輩1

コイツのせいで大会負けたことだってあるんだぞ!

先輩1

ったく…さっさとこの部活抜け……

その瞬間、俺の中で何かが切れる音がした

奈江崎 貴裕

ッ……

素村 優一

貴裕!!!

ガリィッ!!!

先輩1

イ゛ッデエエエエエ!!!

俺は持っていたシャープペンで先輩の首筋を思いっきり刺して横に引いた

先輩1

グアアアアアア!!!

コーチ

なんの騒ぎだ!!

先輩の首からはドクドクと血が出ていて、床に血溜まりができるほどだった。

奈江崎 貴裕

……

先輩の叫び声を聞きつけ、コーチがこちらに気づき、近づいてくる

コーチ

お前…その持っているシャープペン…血が…

コーチ

お前なのか…?

今さっき…俺は一体何をしたのだろう

奈江崎 貴裕

ハァ…ハァ…

俺は持っていた血まみれのシャープペンを投げ捨て、荷物を持ってその場を後にした

だが、先生がおってくることはなかった

あれ以来…俺は中学をしばらく不登校になった

先輩のこともあり、何故か退学は免れた

奈江崎 貴裕

こんな感じだったっけ…

本当に、あの時は色んな人に迷惑をかけた

父親は中学1年の時に病で亡くなり、家には俺と母親だけだった

奈江崎 貴裕

俺!母さんや父さんに迷惑かけないように一生懸命生きるから!約束だよ!

どうか、見守っていて欲しい

森A ツカサ

読んでいただきありがとうございます

森A ツカサ

今回は貴裕の過去やトラウマを書きました

森A ツカサ

シャープペンってそんなに頑丈でしたっけ…

森A ツカサ

( ´ ▽ ` )ノマタネ
loading

この作品はいかがでしたか?

0

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚