TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

前を向け   1話

一覧ページ

「前を向け   1話」のメインビジュアル

前を向け 1話

1 - 前を向け 1話

♥

2

2019年06月01日

シェアするシェアする
報告する

読んでくれている皆様へ

この作品は東日本大震災を元に書いています。

もし気分を害される方がいましたら、読むのをやめてください。

では、始まりマース!

2011年3月11日

朝、8時

いってきまーす!

ママ

行ってらっしゃい!気をつけてね!

うんっ!

ピンポーン!

羽流!いるー?

羽流

華!学校行こー!

うんっ!

8時15分

じゃーね!羽流!

羽流

じゃあな!

詩音

華!おはよう☀今日もラブラブだねー笑

モー!からかわないでよー!

10時25分

2時間目の授業中

先生

今日は地震ついて授業をします。

地震かあ…怖いな…

先生

地震は震度7まで行くこともあり…そこまで行くと家が倒壊したり、大変な被害が出ます

怖いな…でもさすがにこの辺で震度7はないかあ…

12時

昼食中

詩音

ねね、昼の地震の話怖かったねー!

あの阪神・淡路大震災ってやつ…ほんと怖いっ!

詩音

だよねー!私さぁー、地震の話聞いた時、家族の顔が浮かんできたの…

あー、ね地震のせいで大切な人がいなるなるのはほんとに怖いよね…

詩音

地震が起きたら、大切な人を守りたいね

うんうん

先生

もう、ごちそうそまの時間ですよー!

詩音

あ、私、挨拶しなきゃ!

詩音

ごちそうさまでした。

みんな

ごちそうさまでしたっ!

みんな

昼休みだー!ガヤガヤ

フー…おなかいっぱい!

羽流

華ー!

羽流!

詩音

おっと、彼氏さんの登場だねー笑

こら!笑もーっ!

で、どうしたの?

羽流

いや、なんか地震の話聞いてたら大切な人の顔を見たくなってさ

みんなその話するねー。

羽流

なんか不安になんじゃん?華が死んじゃったらって思うと俺…っ!

大丈夫。大丈夫。なんかあったら一緒に助かろ?だいたい、地震が起きた訳じゃないんだから、ね?

クラスメイト

羽流ー!

ほら、呼んでるよ?
行きな

羽流

ありがとう。ちょっと心配しすぎだったかもな

そうそう笑。外でサッカーでもしてきなって!

羽流

OK!おーいっ!

クラスメイト

早く来いよー!

2時46分

6時間目の授業中

ガタッ!

ガタタン!ドカドカ!

何!?地震?

みんな

きゃー!

先生

みんなっ!机の下に!

ガタッ!ガタッ!ガタッ!

数秒後

先生

揺れが止まったみたいね…

うそ!ゆりちゃん!?

ゆりちゃん

ん…

先生ゆりちゃんが!

クラスメイト

こっちにも誰か倒れてる!

先生

今はとりあえず逃げなさい!

ゆりちゃん

いたい…助けて…

ゆりちゃん…

詩音

華!早く!

うんっ!

ゆりちゃん

華ちゃん…

ごめん!ゆりちゃん!先生がすぐ来るから!

ゆりちゃん

行かないで…

先生

大丈夫ですか!?

ゆりちゃんが!

先生

分かりました。ほら、歩ける?

ゆりちゃん

…いたい…

先生

担架を持ってくるわね。あなた達は逃げなさい!

はい!

学校から出て高い山に行くと

ガタッ!

また地震!

みんな

嫌だ!怖いよー!

数秒後

止まった?

先生

ハアハア…

先生!大丈夫ですか!?

先生

大丈夫よ…みんなは?

みんな

大丈夫です!

先生

誰かいない人はいない?

クラスメイト

先生!羽流が…!羽流がいません!

嘘!

先生

…!まさか、また校内に?

詩音

先生!ゆりちゃんはどうなったんですか!?

先生

あの後病院の人に頼んだので…分かんないわ…

どうしよ…羽流…羽流…

この作品はいかがでしたか?

2

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚