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プロセカのやべぇ話

1 - 第1話 闇司[前編]

♥

47

2024年10月21日

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闇司の話

苦手な人さよなら

最近司くんが学校に来てない

理由も分からないし顔も見れないし

かなりつらい

…実験が出来ないのもあるが

司くんがこんな風になることは初めてだし

いつもの司くんが見れてないことが悲しい

司くんの笑顔はクラスの雰囲気を保つこともあって

今、その司くんが居ない以上

このクラスはいつ崩壊するか分からない

司くん…

最近

司を見ない

類の様子もおかしくて目のクマは酷い

えむも…

みんな元気がないし、セカイにも司は居ない

…司がいると居ないのでは全然違う

あの笑顔がないだけでも…かなり…きつい

、勝手に居なくならないでよね…

えむ

司くんは明るくて私のお星様だった

笑顔はとっても可愛くて 練習してる時はとってもかっこよくて

いつも元気をもらった

よく話を聞いてくれて、よく話してくれた

元気で頑張り屋さんで

私が悲しくなった時もいつもそばに居てくれた

そんな司くんが居なくなっちゃった

寧々ちゃんも類くんも様子がおかしい

今の私に、何ができるのかな

私に司くんの代わりなんてできないよ

…戻ってきて、司くん

最後に笑ったのはいつだろうか

もう覚えていない

学校にも行けず、咲希にも心配をかけてる

なんて情けないんだ俺は

何に苦しんでるかも分からず

ただひたすらにしにたいと願い…

…呆れる、スターなんかに俺はなれない

なる資格すらない

才能も持たずして、呑気に夢を語り

人を傷つけてばかり

俺は…、誰のスターにもなれない

ぎゅう…

その現実が酷く胸を締め付けてくる

俺は…、何を目指していたんだ

ぱぁぁ

…?

きらきらきら

!?

こ、こは…

せ、かい…?

灰ミク

?みく…?

灰ミク

きみが、司…くん?

あ、あぁ…

灰ミク

ここは君の思いからできたセカイ

おれの、思い…

この、廃れた遊園地が…?

灰ミク

ぅん

灰ミク

消えてしまいたい

灰ミク

しんでしまいたい

灰ミク

何も分からない

灰ミク

そんな君の黒くドヨンだ
思いが作ったセカイ

…黒く、ドヨンだ……

そうか、俺が作ってしまったのか

こんな、絶望した悲しい世界を…

灰ミク

きっと、いつかこのセカイは消える

え?

灰ミク

その時にきみがこのセカイを覚えてて

灰ミク

いつか、その記憶が役立つから

…?

すぅぅ

!?み、ミク!

…、き、消えてしまった……

俺の思いから……

…誰も来ないでくれ

今はひとりがいい

もぅ、何も…考えたくない

すぅ

体の力は抜け、眠りへつく

これは、…夢?

綺麗な満月だ…

俺とは違って輝いてるな

…、おれもあぁなれたら……

つぅぅ

ぽた

ぽた

ぽちゃんっ…

泣いたのなんていつぶりだろうか

最後に笑った時よりも前だ…

俺には、届かないっ…

あのっ、月にも、星にもっ…
あの人達にもっ!

いつも、置いてかれるんだっ、
変わらないっっ!

強くならないっ!

誰も、誰もっ……俺のSHOWでは

笑わせ、られないっ……、

くそっ、くそっ…!

いつも、なんで俺はっ……!

誰も助けられないんだっ…、
どれだけ努力してもっ……!
変わろうとしてもっ!

結局、いつもっ…置いてかれるんだ……、

くそ、くそぉっ…!

ぐぅぅっ……!

そこから沢山泣いた

悲しくて、苦しくて、悔しくて、腹が立つ

弱い俺に、無力な俺に、泣くことしかできない俺に

腹が立つ

沢山泣いて

沢山喚いて

あたりはいつの間にか、水気が引いて

俺と月しかいなかった

…お前も……ひとりなのか

…、一緒に頑張ろうか

ぅ…

こ、こは…、俺の部屋…?

なんだったんだ、全く

咲希

!お、お兄ちゃん!

咲希!?

咲希

もー!心配したんだよー!!!

咲希

急に眠って、目開けなくて…

咲希

ほんと、ほんとっ…!
心配したんだからぁぁ…

っ、

咲希…

泣かせてしまった

あぁ、泣かないでくれ

俺は、笑わせられないんだ…

咲希

頼む

これ以上、俺を無力にさせないでくれ…

咲希…

咲希

うぅ、…

咲希……

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