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妖達は鳥居の先に

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妖達は鳥居の先に

1 - 妖達は鳥居の先に『契り』

♥

200

2021年08月09日

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夜弥

それにしても…拠点が襲われたとなると…

卯月

最低限の対処はするべきじゃ

梓桜

卯月の言う通り

梓桜

私たちはともかく,ニンゲンは脆い

夜弥

言い方よ…

卯月

ニンゲンなぞ…どうでも良い
己の身くらい己で守れぬのか

夜弥

うーたん辛辣ね〜…

なら…結界の強化とかは?

その分の妖力,多分バカにならないよ?

いざって時にすっからかんじゃ…

ゔっ…

…フェアトラーク…

夜弥

いやいや…正気?

梓桜

私たちの方が,持ち堪えられるかが分からない

卯月

わらわはそんな賭博,はいそうですかと首を縦には振れぬ

でも…それが今一番いいんじゃないかな

夜弥

(契約…ね)

『契約(フェアトラーク)』 妖と人間の間で結ぶ事ができる。双方の了承が必須。 契約によって,お互い力を増幅させることができる。 必要なものは妖側の血液。 本来ならば妖に負担はない量だが,混血(ハーフ)である彼女らはその分,妖の純粋な血に相応するには大量に血液が必要なため, 負担が大きい。

夜弥

(まさかニンゲンに怯えていた優がそれを提案するとは…)

夜弥

…よし

夜弥

私はその提案,乗ろう

ちょ…夜弥…!

梓桜

本気?賢い方法とはとても…

夜弥

よーしじゃあ一人ずつ,ちょっとこっちおいで?

仕切りである襖の向こうへと行き,少し開いて手招きする。

…誰が行く?

一人ずつとか,嫌な予感しかせんのやけど…

梓桜

…じゃ,晴で。

なんでぇ⁈

やっぱこういう役は晴が…

卯月

同意

同じく

まさかの満場一致…⁇

あーはい分かった!行けばいいんやろ行けば…

吹っ切れたように立ち上がり,襖の向こうへと姿を消す。

なんや…

夜弥

まぁそんな固くならず〜♪
お茶でも飲んで〜

(ど,どっから出したんやろ…)

ま…まぁ…頂くけども…

夜弥

して,晴

…何?

出された緑茶を啜りながら, 一体何を言いやがるんだというような目つきで夜弥を見やる。

夜弥

鬱さん好きでしょ

その瞬間,晴は盛大に緑茶を吹き出した。

ゴフッ,ゲホッ…ハァ⁈

夜弥

図星だね〜?

ど,どっからそんな…!

夜弥

観☆察☆眼!( ・´ー・`)ドヤァ

…確かにそうなのは分かるけどウザイな

夜弥

酷い…(´・-・。)

夜弥

そんなことは置いといて!

夜弥

契約をすることで鬱さんが一番安全な状況下に置かれるんだよ!

そうかぁ…?

夜弥

そうそう

…なんか夜弥が言うと信用できんな

夜弥

泣くよ?

夜弥

あともう一つの根拠もありはするけど
それはみんな一緒にということで

まさか…

夜弥

やっぱみんな乙女だからね!好きな人バラされるのは流石になーと!

いやみんな普通に分かるやろ

夜弥

そぉ?w

夜弥のも勿論

夜弥

…なんのことかなっ☆ボク分からなーい☆

んじゃ叫んでええ?

夜弥

殴るぞ

武力行使かい

夜弥

では次の方ー!

酷いよこの人…

同じようなことしかしてないのでカット!←おい

梓桜

……

……

卯月

……

この沈黙気まず過ぎるんだけど,どうしてくれるの

夜弥

いや…割とみんな響くのね…

乙女のガラスのハートに傷をつけたんやからな!

夜弥

そんなに?()

夜弥

ま,まぁ取り敢えず!死ぬことはない

夜弥

実はこれまで,私たちハーフとニンゲンとの契約に,
どれくらいの血液が必要か,そして私たちやニンゲンへの影響はどれほどか

夜弥

研究してました☆

梓桜

…聞いてない

夜弥

聞かせてない☆

梓桜

……

夜弥

すみませんでした誠心誠意心から謝罪申し上げます(土下座)

夜弥

こ,コホン…生死の淵は彷徨うと思う

それじゃダメじゃん!!

夜弥

ってのは冗談で☆

…なぁコイツあとでどうする

卯月

取り敢えずアッパーでいいじゃろ

蹴りも希望

夜弥

聞こえてますよー作戦会議班の皆さーん?

梓桜

私たちに影響はないってことでいいの?

夜弥

…実はないとも言い切れない

夜弥

29%の確率で,少なくとも2ヶ月は昏睡しちゃうのよね〜…

いや…は?

夜弥

66%の確率で3日,5%の確率で二年…まぁこんなかんz

ガッ

ふざけてるんですかねー?(ギリギリ

夜弥

ちょ…首絞まる…死ぬ…契約の前に死ぬ…

夜弥

ゴフッ…死ぬかと思った…

梓桜

だ…大丈夫…?

夜弥

川の向こうで死んだポチが手を振ってた…

(割とガチで死にかけてたのか…)

夜弥

まぁ半分以上の確率で3日しか眠らない訳だし…

夜弥

眠っても2ヶ月だから☆

私は…契約する
エミさんの力になれるなら…((ポツリ

僕も…
好きな人は守りたいし?((ボソッ

卯月

わらわも…そうすることにするか…

夜弥

あ,でも!

?,何?

夜弥

パートナーには知らせないように!

…確率とかの話?

夜弥

ん〜,それもそうなんだけど,
そもそも私たちが危険になるかも〜ってとこから

梓桜

…殆ど知らせないってことか

夜弥

ま,簡単に言えばそうね

全員同意でええな?

晴の呼びかけに,皆はこくりと頷いた。

夜弥

じゃ,早速今から!

…え,ちょっと待ってよ,急すぎでは?

夜弥

善は急げって言うじゃない!

卯月

…どちらかというと見切り発車のような気がするが…

じゃ…それぞれの契約相手連れてこようか

短い?気にしたら負けやでっ(((殴 いや本当に更新遅れてすみませんでした

また設定ごちゃ盛りにしそうで怖いんです (私達は特別なんかじゃないで前科あり)

まぁまぁ昏睡オチはないのでご安心を(((

なんか間違い,訂正部分あったらなんなりとー!

では,また次回のお話で!

妖達は鳥居の先に

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200

コメント

16

ユーザー

うぉぉぉぉ! 続きが楽しみぃぃぃぃ!

ユーザー

面白い!これ、めっちゃ大好き!(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆ ♡ナイポチポチポチポチポチポチポチ

ユーザー

うえぇぇぇい!!待ってましたッッ!!短くても面白かったらいいんだよきなちゃん☆☆((

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