テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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能力者

第56話 - 神サマ

2024年04月13日

#第2回テノコン

#能力者

#戦闘系

#創作

自己満マン⚆.⚆

海

続きです

中の人がインターホンに出る

氷はもうサングラスを外しました

水面

はいはい

ドアが開く

水面

誰？

水凪

水凪。

水面

何そのサングラス。イメチェン？

水凪

ははっ、大切な人に貰ったばっかりさ。

水凪

使い勝手がいいんだ

水面

へぇーそう。まぁいいや、

水面

何の用？私も暇人じゃないんだけど

水凪

そう怒らないでよ

水凪

お客さんがいるよ

水面

え？聞いてないんだけど

水凪

灑奈が連絡したはずだけど？

水面

あー2分前に連絡来たよ。

水面

忘れてたみたいだ

水凪

はぁ……まぁいいよね？

水面

ハイハイ。どうぞあがって

水面はそのまま台所に行ってしまった

海

お邪魔します、

氷

お邪魔します

水凪はサングラスを外す

水面

お茶持ってきたよ

水凪

ありがとう

水面

その人達誰？見た事ある気もない気もする

海

私は海です。どうぞよろしくお願いいたします

氷

私は氷。どうぞよろしくお願いします

水面

氷、海……

水凪

私の子供達だよ。懐かしいでしょ

水面

あぁ、背が小さくなってるから分からなかったな

氷

小さい？大きい方だと思いますけど

海

えぇ、私もそう思います

水凪

2人とも水面が怖いの？

海

いえ、全ての神と聞き、敬語で敬うべきと思った迄です。

水凪

そう

水面

へぇー、

水面

敬うべき？

水面

どうやら記憶を戻していないんだね？

水凪

水面の許可がないと出来ないんだよ

水面

じゃあいいよ。戻して

水面

身長もね

水凪

了解

解除

海と氷に向かって手を差し出し、ただ一言。「解除」と言った。

海と氷は身長がすぐ伸びてきた。

水凪

ちなみに。海は193cm、氷は195cmぐらいだよ

2人にはうっすらとしか聞こえなかった。

段々と思い出す昔の記憶。

ずっと昔のこと。

海

全く、最高値の神全員集合とはどういうことだか……

水凪

そうだね。

氷

めんどくさいな

氷

そういえば母さん、

水凪

何？

氷

母さんも選抜対象なんだな。と

水凪

まぁね

ガヤガヤとしている中。

水面

皆。緊急の集合承諾ありがとう。

水面

ここに呼び出したのは理由がある

水面

それは。

水面

私の1つ下。諸君の一つ上である神々が全員突然いなくなってしまった。

水凪

？！

氷

(あの強い人達が？)

海

(信じられないね。)

水面

そこで、諸君の中から3人、選ぼうと思う。

水面

それで良いか？

海

(3人……)

水凪

(面倒だな。早く帰れぬものか。)

水面

うむ……

水面

水凪。

水凪

？

水面

今日はバレまいと変装か？

水凪

多少変えただけ。まぐれだ。

海

(母さん面倒事嫌いだからな)

氷

(ありゃダメだ。近くにいたら狙われる。)

氷は海の手を取り水凪から遠ざかる。

水凪

(酷い子供達だな。)

水面

水凪はもちろん入るに決まっているだろう？

水面

創造神が入らないのは不自然だ。

水凪

そう？他の人でもいいんじゃないか？

水面

君はすぐ他の人を推薦し、面倒と思った事はしないな。

水凪

そう言う性格だ

水面

あと2人

水凪

拒否権なんて我には存在せぬか。

水面

既にわかっている事だ。

水凪

……ちぇ

水面

2人……

水面は頭を悩ませる。何故なら見た限りで強いものはいなかったからだ

水面

奥に行くとするか

水凪

(奥に海と氷が居るな……)

水面

！

水面

素晴らしい

水凪

(誰に惹かれたものか。)

水面

これにて終了だ。ご苦労

水面

水凪はそこのドアの部屋で待っていろ。

水凪

承知。

水面

2人も行くぞ

ドアを開け入ると少し後に入ってきたのは

海

(母さん)

海と氷であった

水面

さっ自己紹介をして貰おうか

水面

口調直していいよ

水凪

了解

水凪

私は神和水凪。

水凪

好きなことは寝ること。

水凪

よろしく

氷

私は神和氷

水面

……？（聞き間違えか）

氷

好きなことは温水プールに1人で浸ってること

水面

(特殊……)

海

私は神和海

水面

(やっぱり、！)

海

好きなことは綺麗なビーチで海に入ったり海を眺めること

水面

なるほど……君達姉妹？

水凪

親子だけど

水面

親子？たしかに水凪は中性な子供が欲しいって言ってたけど……中性？

水凪

神化してるんだよ

水面

なるほど

水面

君、子供も光る原石なんだね

水凪

そりゃどうも。

水面

思ってないでしょ

海

光る原石ですか？

水面

敬語じゃなくていいよ。私達はもう仕事仲間。つまりは同期

海

なるほど

氷

問に答えてはくれないの？

水面

そう焦るな

水面

光る原石というのは

水面

才能がある、これを原石というのは知っているか？

海

よく磨けば光る原石とかと言うよね

水面

そう。その原石

水面

なぜ君たちは光っていると思う？

海

……さっぱり

氷

同じく

水凪

水面の観点は1番そこが重要。

水面

そう。

水凪

努力してその結果にこんな成長したか、それとも才能任せの努力ができない無能か。

水凪

はたまたどっちもか。

水面

私の中で才能だけで生きているやつは切り落としだ。

氷

へぇ。平等。

水凪

それより早く帰りたいんだけど

海

母さん、少しは空気を読んで。

水面

今に始まったことでは無い。

氷

昔から何かすみません。

水面

良い良い。そんな所もチャームポイントとして見てる

水凪

よし！じゃあ帰れる？

水面

明日から出勤は天空で。

水凪

了解

水面

子どもと仲良くくるんだよ

海

では

氷

さよなら

水凪

ばいばい

水面

あぁ。

海

……

氷

思い出したよ

水面

それは良かった。

海

えぇ。全て。

水凪

うん、よかったね

海

嬉しそうにあまり見えないのですが？

水面

まず海は敬語を……

海

敬語は母さんが私を預けた場所のせいです。

水凪

母さん……

水凪

じゃなくて、、、悪いね

氷

私は捨てたけど海は預けたんだー、へぇー

水面

ははっ、そんなに言いよるな

水面

水凪はいい判断をしていた。

海

なぜ

水面

君たちは2人同じ場所にいたら自分達の未来を犠牲にしてまでも、唯一の家族であるお互いを守るだろ？

水面

そうすると行動が縛られる

水面

才能があると知っていたからこそ、別々にしたんだ。

水凪

そうだよ。

水凪

氷もどこかに預けたかったんだけど、

水凪

氷は他の神の子と全く気が合わなくてすぐ喧嘩。

氷

…悪かったね

水凪

海は羽瑠と仲がいいからそこの家族に元々居たように記憶操作で入れたんだけど

水凪

虐待？躾？

水凪

どちらだろうね。躾が必要なのは。

水面

そうカッカするな。

水面

たしかに我が子が虐待されていたらそれは嘆かわしいことだろう。

水面

だが、感情をあらわにしてはいけない。

水面

そう私が教えただろう？

水凪

確かに私は水面の教え子だ。

水凪

ただその前に私は2人の母親であり父親だ。

水凪

我が子を守る、これが最優先とも感じる

水面

間違ってはいないが落ち着け。

水面

君達は用があってきたのだろう？

氷

そうだった

海

おかげで忘れていました。

水凪

そうそう。創造神のことで……

水面

創造神？あぁ、夜桜？

水凪

そう。入れ替わりを申立出来ないか？

水面

入れ替わり？君の子供達と？

水凪

その通り

水面

話が出てるよ。4代神からもね

水凪

まあ粗方なぜその話が出たか分かりはするけど

水面

そうそう。君が作ったルールだね

海

あぁ、創造神になるとルールが作れますもんね

水面

そうそう。

水凪

適材適所。これが私が作ったルール

氷

なるほど、現在はルールに反していると？

水面

そういうこと。

水面

夜桜からも話が来ている

水凪

本人から？

海

えぇ。私の友人なのでよく知っています

海

ルールに背くような人では無いと。

水面

となると上が問題か。

水凪

確か以前に誰もの神になった人がすごく差別をする人だったよね

水凪

それであの子の家がお気に入りだったとか

海

ということは無理矢理に退職ですか？

水面

そうそう。

氷

今も生きてる？

水面

うん

水面

困った。めんどくさい

水面

あの人と話すのは難関すぎて話にならん

水凪

そうだね

水凪

あの人はしかも…

海

性別判断機？

水凪

そう

水面

あの人の家に入るまで長い廊下がある。

水面

そこには沢山性別判断機が仕込まれていて

水面

男女がいなければ入れない

氷

なんで男女？

水面

あの人は警戒しているんだ

水面

我々が申し立てに行くことを

氷

そうだね。行動的に

水凪

ちなみに私行ったことがあるんだけど

水面

え？聞いてないんだけど

水凪

言う必要ないでしょ

水凪

めんどくさいし

水面

はぁ……単体で行ったの？

水凪

そうだよ。友達も身内もいないし

水面

誘ってくれればいいのに

水凪

けど入れなかった。

水面

？

水凪

エラーとか言って機械が急にね

水凪

塞がれて出された

水面

そう

海

では、水面以外が言っても結果は同じ、と？

水面

誰か男化する必要があるね

水凪

追い出されると面倒だ。

水凪

海が男化、氷が女化、私が男化

水凪

異論は無いね？

海

水面は女性なのですか？

水面

ん？そうだけど

海

なら異論なしです

氷

同じく

水凪

OK。早速やろう

海

了解

氷

水凪

水面はいつもの服に着替えて

水面

はいはい

海

では、

男化

氷

私もー

女化

水凪

よし

男化

海

ふう

氷

水凪

海

2人ともいいですね

氷

口調治してね2人は

水凪

はいはい

水凪

あれ、水面は？

海

着替えに行ったんじゃない？

氷

そうだね

水凪

なるほど

水面

おまたせー

水面

あ、いいね

水凪

ありがと

水凪

行こっか

海

まって

海

人目を避けるようにしないと

水凪

OK。じゃあ透明化するよ

水凪

みんな手繋いで

水面

了解

みんなが手を繋ぎ

水凪

じゃあ行くよ

透明化

水面

これほんとに透明？

水凪

そうだよ。音すら向こうには聞こえない。

海

なるほど

氷

精度高いね

水凪

ありがと

水凪

じゃあ行こう

水凪

こっち

海

徒歩で行けるような距離ですか？

水凪

いや？

氷

じゃあなんで歩くの？

水凪

ついた

水面

面白い行き方だ。

氷

何がついたの？

水凪

まぁ落ち着いてよ

移動

氷

ここは？

水凪

うーん、、、説明が難しいな

水凪

俗に言う別天地ってヤツ？

水面

まぁ近いかもね

水面

あの人は用心深い。だから、この世界に住んでいる

水面

これはあの人が誰もの神だった時に作った世界。全て想定済みということ。

水面

まぁあんまり現実と変わらないから。

氷

なるほど……

水凪

説明はそこまで。いくよ

水凪

ここから先はいいと言うまで話さないで

氷

了解、

全員無言で歩き続け、門が見え、中に入る

水凪

いいよ

海

もう着いた？

氷

多分ね

水面

行くぞ

律

はぁ……しぶといな

律

水凪水面の顔は何度も性別判断機で見た

水凪

ふーん。通れたけど？

水面

機能はすごいと思うが、精度が悪いな。

律

どちらでもいいじゃろう。

律

そこのふたりは？

水凪

私の子供達だ

律

そうか。子供を産んだのだな

水凪

親は？

律

居るか。最近は育児放棄だ。

律

まぁその歳でもないが。

水面

話にならない。親を呼べ

氷

待て。

水面

なんだ？

海

その人は何か知っている。

海

親を出す必要が無いことを。

律

鋭いな。良い子供たちを持ったな

水凪

君に言われてもね

氷

私は氷

海

私は海。

律

うむ、我は律（りつ）

律

君達が探している人の子供だ。

水凪

それよりどういうこと？

律

実は、君たちが来た時点で勝敗は分かりきっておる

水面

どういうこと？

律

ヤツの置き手紙だ。読むが良い。

律は水面に手紙を渡した

我はこの子供を放棄する。あと。夜桜の件だが、この手紙を読んでいるということは我の城に着いたか。まぁ良いだろう。因みにこの手紙はリアルタイムで我が文章を書き換えることが出来る。水凪が子供を孕んだのは目からウロコだな。産ませないように水凪を殺しに行かせた部隊も断念したからな。夜桜の件に戻るが、それは認めてやろう。親が認めればだがな。

律

手紙の最初の一文は読まずとも見ずともわかる。

律

さてどうしたものか。

水面

全くもって残念だ。

律

何がだ。

水面

ここまで君は放置されてきた。

水面

だから戦闘も得意としない。

水面

それさえ出来れば特殊潜入部隊隊長を灑奈と共にやらせていたのに。

水凪

水面は人を誘い込むのが好きだな。

水面

なんでもいいだろう？

水面

さて、どうしたものか。

氷

私が稽古をつけてもいい。

水面

氷が？できるのか？

水凪

水面。月っていう殺し屋組織を知っているか？

水面

あぁ。ほぼ復讐に近いことをしている組織だな

水面

その人に妥当な罰を依頼で。

水凪

あぁその組織だ。

水凪

氷は

氷

私と海はそこのメンバーだ

水面

は？月のか？

水面

そんな情報調べても出てこぬぞ

氷

非公開だから。

海

えぇ。私は最近ですが。

水面

まぁ良い。そこに居るからなんだ？

水凪

氷は指導員だ

水面

指導員？

水凪

すごく昔、私が氷を捨てる選択をして氷が成長した頃、何度もスカウトされて入っている

水凪

なお、当時のメンバーというか、海以外は氷の指導によりあそこまで強くなった

水凪

元は運動ができるトレーニング方法を知らない子供だった。

水面

なるほど

水面

あの組織は相当有名だ

水面

1回無くなっていたような。

氷

そうだよ

水面

まぁその前から、と言うか結成して間もなく七不思議と化した

律

君達、我を見た事がないだろう？

律

実際、我のことを親が捨てた理由も分からないのだろう？

水凪

それが関係ある？

水凪

ていうか見てるじゃん。今

律

ははっ。面白いことを言う。

律

君達は1度も我を見たことがない

氷

どういうこと？

水面

まさか今話しているのが操作されている君に似たナニカってこと？

律

いい考えだ。

水面

どうして出てこない？

律

会いたいか？本当の我に

水面

うん。出てきて

律

傲慢な奴だな

律

我が直接其方に行けることはない。

海

どういうことです？

律

まぁいい

律

知りたいなら着いて来い。

律

「本当｣を教えてやる

水凪

本当？

氷

今回はこれでおしまい

海

氷その格好可愛いですね

氷

でしょ。ハニートラップにピッタリかも。

海

ハニートラップはもうちょっと色気とかが……

氷

海最低。レディにそんなこと言うなんて

海

ふふっ、すみません

氷

まぁご最もだよ？私の事格好は

氷

女性と言うより女の子だもん。

氷

女性化も考えよ。

海

はぁ、まあいいんじゃないですか？

水凪

2人は仲がいいんだね。別々で育ったのに

海

それはそれは深い付き合いですから。

氷

うん。そうだね

氷

今夜飲む？

海

いいですね。

氷

じゃあ場所は……

水凪

ストップ。親の目の前で2人だけで飲む誘いとか酷い。

海

感情とかあったんですね

水凪

うわ失礼。

氷

じゃあ海あとで一緒に行こう。

水凪

ストップ。親。居る。ここに

海

なんですかその検索の仕方みたいな

氷

自分も誘って欲しいの？

水凪

……

海

めんどくさい人ですね

水面

ハイハイ。君達全く進んでないじゃないか

氷

ごめん。母さんがうるさくて

水面

ハイハイ。言い訳はいい

海

次回予告

水面

…いいとこ取りしたね

海

「本当」

氷

じゃあ次回もお楽しみに

水凪

…え？置いてかれてたんだけど

水面

みっともない親だこと

水凪

水面最低！

水面

ハイハイ

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プロフィール

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