瑞希
はーるくん!
羽流
ん?
瑞希
今年も一緒に夏祭りいくよね?
羽流
もちろん!
瑞希
わーい!
この時は知らなかったの
まさかあの
羽流くんが私の好きな人になるなんて
瑞希
はあ…眠いなぁ…
羽流
おはよう
瑞希
は、羽流くん!
久しぶりに見た羽流くんは背が伸びて大人っぽくなってました。
羽流
そう言えば部活何にしたの?
瑞希
あ、えーと…
しばらくそんな他愛のない会話した。
瑞希
あ、友達が居る!バイバイ!
羽流
うん!
瑞希
くるみ!芽衣!
くるみ
おはよう!
芽衣
おはよう
くるみ
今の人誰?
瑞希
あ、近所に住んでる羽流くん、1個年上なの
芽衣
ふーん…
くるみ
ねえ?顔赤いよ?大丈夫?
瑞希
え!だ、大丈夫だよ!
その日はまだわからなかったの
でも…
瑞希
はあ…なんか集中出来ないなぁ…
ふと気をそらすと
羽流くんが頭をよぎる
羽流
おはよう!
と笑う羽流くんが…
瑞希
あーーー!もう!
瑞希
なんで?
くるみ
瑞希、大丈夫?
くるみ
なんか変だよ?
瑞希
うーん…なんかなぁ…
それから数ヶ月後
羽流
おーい!こっちパス!
先輩(男)
はいよ!羽流!
羽流
お!お前下手くそー!
先輩(男)
ごめんって!
瑞希
羽流くん…
くるみ
あんた最近羽流くん、羽流くんうるさいよー?
瑞希
え、あ…
優香
まさか、羽流くんのこと好きなんじゃない?
瑞希
あ、優香…
優香はくるみと仲いい。
でも私は優香が好きじゃない…
瑞希
はああ…私って羽流くんのこと好きなのー?
瑞希
わかんないよー!
しばらくベッドの中で自問自答した結果…
瑞希
あのさ…くるみ…優香…
くるみ
ん?
優香
どうしたのー?
瑞希
実は私ね…好きな人がいるの
くるみ
えー?誰ー?
優香
いや、どう考えても羽流先輩でしょ?
優香
バレバレだし笑
瑞希
何その言い方…
瑞希
まあそうだけど…
くるみ
えー!すごい凄い!
くるみ
ねー!芽衣!
瑞希
あ…
芽衣
何?
くるみ
こいつ3年の羽流くんのこと好きなんだって!
芽衣
あっそ。興味ないわー…
瑞希
だよね…芽衣は恋愛なんか興味無いでしょ?
瑞希
わざわざ言わなくても…
くるみ
え!いいじゃん!
くるみ
ね!聞かせてよー!
芽衣
まあ、親友の話くらい聞いてあげるか…
瑞希
ありがと!
瑞希
芽衣って冷たく見えて意外と優しいんだから!
芽衣
は?そうじゃないし!
瑞希
またまたぁ…
私はその時気づかなかったの…
優香がその場から聞いていたことに…