第2話 ー記憶ー
前回の続き
○○
あ、れ?2人は……
誰ですか?
宮侑
な、何 言うとんねん
宮治
ジョークならおもんないから
辞めとき…?
辞めとき…?
○○
……本当に誰ですか?
宮侑
な、なぁまじで覚えてないんか?
○○
えぇ……すみません
宮治
嘘やろ…
ガチャ
北信介
ハァハァ……○、○○は大丈夫か?
宮侑
それが…
宮治
どうやら”記憶喪失”らしくて
北信介
…嘘やろ
○○
(あれ、何でだろこの人…)
○○
(知ってる様な知らない様な…)
○○
あの、貴方の名前は……
北信介
え?
北信介
あ、北信介や
○○
(何か思い出せそうな気が…)
○○
(だめだ、やっぱ分からん……)
北信介
…焦らんでええんよ?
○○
え?
北信介
無理に思い出そうなんて
したら、悪化してしまうやろ?
したら、悪化してしまうやろ?
○○
あ、ありがとうございます
○○
(優しい人やな…)
宮侑
一応、俺らも挨拶しとくで
宮侑
俺は宮侑(みや あつむ)
宮治
俺は宮治(みや おさむ)
○○
とても良い名前じゃないですか!
○○
素敵ですね
宮侑
お、あ、ありがとうな
宮治
何か……照れるな
宮侑
おっと、そろそろ戻らんと
教師に怒られる…
教師に怒られる…
宮治
あっ、ほんまや
北信介
ほな、また見舞い来るからな
○○
はい!ありがとうございます
ガチャ
○○
面白い人達やったな
○○
皆の為にも早く記憶戻さんとな
この時点で○○は 記憶が戻りつつあったのだ
何故なら ”関西弁”を使っているから…
次の日
宮侑
来たでー!
宮治
体調は大丈夫か?
○○
あっ、はい!お陰様で
北信介
元気そうで何より
○○
あっ、せや
○○
いつも学校忙しいのに
来てくれてほんまありがとうな!
来てくれてほんまありがとうな!
宮侑
ん?
宮治
あれ?
○○
……?どうしたん?
北信介
いや、だって喋り方…
○○
喋り方?
○○
あっ!
○○
ほんまや!
宮侑
少しづつ戻りつつあるんやな!
宮治
ほんまか、良かったわ
○○
ふぁぁぁ
北信介
○○も眠そうやし、そろそろ行くか
宮治
せやな
宮侑
ほな、また来るで
○○
いつもありがとうな
ガチャ
○○
(ん…!頭が……痛い)
○○
(え?何…屋上?)
急に激しい頭痛が○○を襲い ○○の頭の中には 屋上が出てきたのだ
そう。 記憶が戻りつつある証拠なのだ